アイリーンはどこに?
ちょっと中途半端ですけど昨日上げられなかったので投稿します。
アイリーンは来ていないと伝えるとアーロン伯爵は理由を話し出した。
「実は朝出かけてから予定の時間になっても帰ってきていないんだ」
「そうなのか?何かに巻き込まれたか...?」
なんとアイリーンはまだ帰ってきていないらしい。かなり心配になってきた。
アーロン伯爵は既に捜査隊を作ってアイリーンを探しているらしい。
話をしていると女将がお茶を持ってきてくれた。
「失礼します。お茶をお持ちしました。」
「あぁ、ありがとう」
「失礼女将さん、このくらいの背丈の女の子は見なかったか?」
アーロン伯爵が女将さんにも聞いている。
「女の子ですか?すみません、見ていないですね。何かあったのですか?」
女将さんが事情を聞いてきたのでアイリーンが帰ってきていないことを伝えると、女将さんが少し考えた後に話し出す。
「実は...少し前この街に有名な人攫いの集団が入ったと話題になったんです」
「なんだと?」
女将さんは人攫いが街に入ってきた話をする。
まさかそんな人たちがこの街にいたなんて知らなかった。
「しかし最近は強大な魔物が現れたとあって皆その存在を忘れておりました...」
「なるほど、魔物に気を取られている間に活動を開始したのか」
父さんが推測している、僕はその推測が結構会っている気がする。
もし人攫いが動いていてアイリーンがそれに巻き込まれたのだとしたら...。
「なるほど、その人攫いが目撃された場所など知らないか?」
「すみません、一応街のはずれの方で見かけたと聞いたことがあるのですが詳しいことまでは...従業員に聞いてみます」
「すまないが頼む」
アーロン伯爵と女将さんが話しているが僕は別の事を考えていた。
アイリーンは無事なのか、どうやればアイリーンを探し出して救えるか、そんな事を考えている。
一通り段取りを考え、女将さんが退出した後早速魔術を使うことにする。
「探せ」
床に手を付けながら僕がそう唱えると魔法陣が僕の下に出現し輝き始める。
「何やっているだリオン?」
父さんが何かを行ってくるが集中しているため余り聞こえない。
この魔術は探し物をするための魔術だ。
人や魔物には少なからず魔力が籠っているため、それを探知する事が出来る。
ただ探知する範囲が広くなるほど制御が難しくなるため集中する必要がある。
僕は徐々に範囲を広げながら探知を続ける。
「リオン?聞いてるのか?」
探知範囲を広げて広げて...ついに街を覆うかというところでアイリーンの魔力を探知した。
「見つけた」
「何を見つけたんだ?」
「アイリーンの居場所が分かったよ」
「なんだと!?どこだ!!」
アーロン伯爵はその言葉を聞くと僕に問い詰めてくる。かなり距離が近い。
僕はアイリーンの位置を伝える。
「なるほど、街の外れに目撃したって情報は間違いでは無かったのか」
「直ぐに騎士へ連絡して救出の準備を始める」
僕は二人が話している間に次の準備を進めていた。
まずは現場へ行くためには速度が必要だから身体強化の魔術を出来る限り体に掛ける。
その後、もし戦闘になったことを想定していくつかの魔術をギリギリ発動していない状態で待機させる。
「リオン?まだ何か魔術を使うのか?」
全ての準備が整った後、部屋の窓を開けるて父さんに言う。
「じゃあちょっとアイリーンの所に行ってくる」
「は?おい待てリオン!!」
父さんが捕まえてこようとするが僕がここから飛び立つ方が早い。
窓枠に足を掛け、外に飛び出る。
直ぐそばにある屋根に着地し、アイリーンの反応がある場所まで急行した。
☆
SIDE:アイリーン
今日はお屋敷に残っている皆のためにお土産を買いに来ました。
本当はリオンさんと遊びたかったのですが、こちらも重要な事ですので仕方ないですがメイドと買いに来ています。
もう何度か市場を見ていますがやっぱりプロシオン王国とは様子が違ってとても面白いです。
またリオンさんと来てみたいですね。
リオンさんは今何をしているのでしょうか?妹と遊んでいるのショウか?それともご飯を食べているのでしょうか?
最近、少し時間が空くと直ぐリオンさんの事を考えてしまいます。
本で読んだことあるのですがこれはやっぱり。こ、恋なのでしょうか...?
自分がリオンさんと結婚することをつい想像してしまいます。
一緒のベッドで寝て、一緒にご飯を食べて、たまにお茶会をしたり...。
想像しているだけでとても幸せな気持ちになります。
「お嬢様?どうしたのですか?大丈夫ですか?」
「はっ!い、いえ。大丈夫です。」
いけません、つい想像が捗ってしまいました。
気を取り直してお土産を探すことにしたのですが、どうやら想像をしている間に道を外れてしまったようです。
「少し市場から遠いところへ来てしまいましたね」
「そうですね、戻りましょうか?」
「そうしましょう、あら?何かしらこの匂いは」
メイドが戻るか提案してきたのでそれに頷くと、どこからか嗅ぎなれない匂いが漂ってきた。
その匂いを嗅いでいると段々と意識が朦朧としてきた。
「まさかこれは、麻痺香!?」
メイドが何か驚愕したような顔をしていますが私の意識は徐々に薄れて...いき...ます。




