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節子の部屋 ③ お盆のサイパンで...

作者: 美桜

お盆に海に行ってはいけないし、まして終戦記念日にサイパンやグアムに遊びに行くなんて愚かでした。

★10年位前に、お盆にサイパンに行った時の話です。


飛行機の中には高年齢の女性が結構乗っていました。80代位の方でしょうか...。

1人で来てる方もいらっしゃいました。


お盆に海で遊ぶなんてイケナイっておばあ様やおじい様に幼い頃から言われておりましたのに...( ´_ゝ`)


休みがお盆しか取れないんで、行ってしまいました...。



お盆の旅費は通常の3、4倍の代金でした...( ;´_ゝ`)チックソウ


サイパン本島から船で15分。

人気のマニャガハ島に行きました。


海が綺麗で小さな鮫や魚が沢山いました。

白い浜辺に眩しい太陽、ハンモック...

まさに『南国の楽園』そのものでした。


ふと、浜辺で戦車を見つけました。

錆びて朽ちかけた戦車です。

醤油お煎餅と羊羹とモナカと花が供えられていました。

おばあさんがお線香を供えて手を合わせていました。



他の戦車の横ではピースしながら記念写真を撮ってる若い男女がいました。

アームストロング砲でしょうかね?

乗っかって遊んでる子供も沢山いました。


その戦車の右側に寂しそうな顔した軍服を着た男性が立っていました。


かなり前なんでうろ覚えですが、男性の帽子はスヌーピーみたいな?耳に日除けのついたヤツで、軍服はベージュのような色でした。

カーキ、いわゆる国防色と呼ばれた色ではなかったです。

足にはゲードルを巻いていたと思います。


彼は身長170cm位で痩せた若者でした。

21~23歳位ではないでしょうか?





水着ではしゃいでいる若い男女...。

陽気な音楽。美味しい料理の匂い...。

お線香の匂い。戦車。軍服の青年...。


色んなもんが混ざって、今ここにいるのは

現実か夢かわからないような...まるで異世界のような感覚になりました。


夏の暑さにグラッとして意識が遠退いた時、この場所が激戦地であり、ここで沢山の方々が亡くなったのが視えました。

海の色は今より遥かに透き通るように青く

美しかったんですけど...浅瀬は血で赤く染まり、砂場は遺体がゴロゴロしてました。

大砲の音、空から低空での攻撃が激しく凄まじい戦闘は、さながら映画を見ているようでした。

因みに自分で視えたことは、太平洋戦争でしょうが、細かく史実は調べてないんで真偽はわかりません。


バナナボードしてパラセイリングしてスキューバダイビングして酒飲んで煙草吸って...

リア充パリピな自分達がなんだか申し訳なくなりました...( ´_ゝ`)


その夜のことです。



ロブスターの夕飯食べてからホテルに帰って部屋で酒飲んで煙草吸ってツマミ食べて明日の予定を立てていました。


煙草の煙りが出るように窓を開けていたんです。ここは5、6階だったと思います。


バルコニーからは海が見えました。


夜なんで波の音だけで海も見えないんですけど、バルコニーを掴んで登って来る白い手が見えました!!


ヤバイ!! (゜ロ゜ノ)ノ 入って来る!!


その瞬間に、ツレがピシャン!!と窓を閉めました。



ツレにも視えていました...。


てか、あたしよりもっと霊感があったんで

もっと凄いもんが視えてたみたいですけど

その夜は話さなかったです。


後日、チェックアウトしてから聞いたんですけど、あたしが視えた手は二本だけでしたが、もっと沢山のヒトが登って来てたそうです。




今の平和があるのは戦争で犠牲になった方々の上での平和です。南国の美しい海で悲惨な歴史があったのは信じられないけど真実です。


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