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日本へ・・

結局、ゴールと決めていたビルマのタチレクまでたどり着けなかった私達は、チェンセンからソンテウに乗って、一旦チェンライに向かいます。

ここからは飛行機を使って一気にバンコクに引き返そうというわけです。


「なあ、師匠。それなら一度チェンマイに戻ったらどうです?きっとオームが喜ぶと思うけどなあ・・」

ソンテウに乗る前にタカがこう言いました。


「しかしな、僕らもかっこつけて出て行ったくせに、途中で挫折しました・・ってかっこ悪いじゃん。オームにも2年後って言ったことだし、ここは立ち寄らずに帰ったほうがかっこつくだろ?」


「はあ。。そういうもんすかねえ。。」


今、私にタイムトラベルの能力を授けてくれたら、当時の私を殴り倒してでもチェンマイに連れて行くのですが。。


私達はふたたびバンコクへ。。


「おかえりなさい!!トミーさん、タカさん。北タイはどうでしたか?」


定宿に着いた私達は早速、中田さんの部屋です。


「ええ、のんびりして楽しかったです。静子さんに会ってきました。こちらから送った荷物はなんとかしてくれるそうです」


「ああ、それはよかった。僕は静子さんはどうも苦手なんですが、トミーさんとはウマが合うみたいですね」


「はい。むこうは中田さんのこと、よく知ってるみたいですよ」


中田さんは、ちょっと首をかしげて


「まあ仕事がらみで関わったことが何度かありますからね。僕のことなんと言ってました?」


「いや、これと言って。。。」言葉を濁します。



それからしばらくの間、中田さんの部屋で旅のことやバンコクでの中田さんの近況などについて話をしました。

プラーとは何度か話をしたそうですが、まだしこりは残っているそうです。


「中田さん、早くなんとかしてくださいよ。これじゃ危なくてバンコクをうかつに歩けませんよ」


何しろ私は「喉首掻き切る」宣言をされっぱなしですから。

あの女・・・洒落や冗談ですむとは思えん。


「まあ、近いうちになんとか和解に持ち込みますって。ピーチャイとは遊び仲間ですから・・なんとかなります」


まあ、実際それから一年後には何とかなったわけですが、それまでの間私はバンコクではビビりっぱなしでした。いつ喉を狙われるかって。

これマジでしたよ。


「それでトミーさんたちは、当分はバンコクに居られるんですか?」


「いえ。明日には帰国です」


「え!・・・もう帰っちゃうんですか。。」


中田さんは本当に残念そうに肩を落とします。


「静子さんに紹介してもらった人物にコンタクトを取って、お店をやる場所を紹介してもらいます。タカと商売を始めようと思って」


「ああ・・いいですね。そういうことなら僕も力になります」


「ありがとうございます」


「じゃあ、門出のお祝いです。女の子を集めてパーッとやりましょう。何、僕が全部おごりますから、心配ないです。いきましょう」


・・・おお。。中田さん大盤振る舞いだ。


中田さんが電話を掛けると、どこからともなく女の子が5人ほどやってきました。

みんなでカラオケに行って派手に騒いで、バンコク最後の夜は更けます。


翌朝、私とタカはドンムアン・バンコク国際空港へ。

中田さんは仕事があるので見送りには来れませんでした。


いよいよ帰国です。


「さあ、日本に帰るぞ。どうだタカ。気分は」


「ちょっと寂しい気もしますが、正直ちょっとホームシックもあるんですよね。こうなったら早く日本に戻りたいなあ」


「おう。日本に帰ったら早速、南さんという人に連絡とって、商売の準備にかかるぞ。タカ、これからが本当の正念場だ。気合いれろ」


「押忍!!」


・・日本へ・・・この話、まだちょっと続きます。。

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