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「ほ」 ほっといてや~ 2015年5月作
東側のベランダから朝陽が射すと
直ぐに目覚める夫は
目が覚めると直ぐに起き出す
隣の布団の私は
“仕方なく”目覚めるが
起き出す気力がない
小さな家の中で夫は
ごそごそ動く
“仕方なく”私も起き上がり
“仕方なく”朝ごはんの用意をし
もりもり食べる夫を見ながら
食欲のない私はとりあえず水分のみ
「年寄りで用もないのに、もっと寝ときたいわ~」と私
「年寄りらしく、夜は早よう寝たらエエのにい~」と夫
“仕方なく”ぼちぼち食後の家事をはじめる
低血圧気味の私は74歳




