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「み」 身代わり 2016年1月 作
2年前
引越の手伝いに来ていた高校生の孫息子が
「ここは、古い掃除機使っているなぁ〜」と言った
「これはあんたが産まれる前から使っているよ」と答えた
今朝
ホットカーペットの上のゴミを
上手く吸えなくなった掃除機に
「ながい付き合いやねぇ〜。ちょっと力が弱って来たね」
とねぎらって
フローリングに移った
ここでは上手に吸っていたので
「まぁもうちょっと頑張ってや.ありがとう」
と言いながら操作していたら
モーター音が止まって
プンともスンとも言わなくなった
コンセントを入れ直したり
コードも引っ張ってみた
でも何も言わない
動かなくなった
いま夫は膵臓癌の再発で入院中
点滴コードに繋がれながらも
ブツブツ文句も言えて
動いている
永年付き合ってくれた掃除機が
身代わりになってくれたのか
掃除機は買い替えられる




