「の」 脳内が活性した 2014年 秋
夫婦で写真スタジオを営んでいたが
2005年夫が70歳を期に閉めた
4年後からスタジオだった空間に
写真を大切にして欲しいという理由だけで
私は「写真整理楽」と名付け
高齢の人たちが自分の人生の数冊あるアルバムを
終活に向けて一冊に纏める遊びをし始めた
今年の正月
パーキンソン病を患って
7,8年介護病院にいる夫の姉に
七五三の祝い着を着た5歳の夫と7歳の義姉の
白黒写真を持って行った
それをぎこちない手にとりジッと眺めながら
赤い牡丹柄だった事や
妹がうらやましがっていたと懐かしそうに話し
母と駅に取りに行ったとも言った
病室で聞いたとき
駅に行ったという意味が解らず
やっぱりボケてきたと思っていた
ところが帰りの電車で
国鉄時代は駅から駅に貨物を運ぶ
チッキというシステムがあったと気がついた
当時夫達は布施に住み母の親が福岡にいた
今年の春から
地域のボランティアとして福祉の仕事をしている人たちにも
「写真整理楽」を伝えはじめると古い写真は
老人性痴呆の初期の段階の脳に刺激を与え
脳のリハビリにも効果があるという意見が聞けた
それで私は老人施設や介護者に向けて
講習するようにも広げた
10月4日83歳の義姉が亡くなった
亡くなってはじめて
義姉が広げるきっかけを与えてくれたと気がついた




