「わ」 私の出番 2014年冬作
インフルエンザで
保育園を休んでいる孫のお守りで
私は連続3日目の助っ人
今朝は雨 疲れがピーク
傘に当たる雨音を聞きながら
信号待ちしている目の前を
乗る予定のバスが
しぶきを上げて走り去る
仕方なく
電車の駅までの二駅を歩いた
その時バス停に次のバスが到着して
沢山の人が降りてきた
彼等とともに地下鉄への階段を降りる
いつも使う改札口はまだ閉ざされていて
中央の改札口に
JRからの乗り換えの人たちが
波のように吸い込まれてゆく
連られるようにその流れにのる
始発駅で四輌連結なのに人がいっぱい
だんだん込み合う車内の空気から
仕事に行く人たちの静かな活気が
疲れを感じていた73歳の私に活力をくれた
4つ目の駅で私は降りる
地上はまだ土砂降りの雨
傘の雨音がもう気にならない
マンションのチャイムを押すと
嫁が出て来て
部屋では次男が洗濯物を干している
6歳の孫はベットの中で目を開けている
夜中熱が出たが薬で治まった様子
5分程すると
コピーライターの嫁とフォトグラファーの次男は
日帰り出張に出かけた
夕方7時過ぎに家に帰り
夕食に夫が作ってくれたブリ大根を食べながら
今朝
雨の中見知らぬ人や次男夫婦の出勤姿から
大きなパワーを貰った私は
冷えたビールを美味しく飲み
明日に備える




