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闘病詩  作者: 速水貴帆
8/13

その七「弱虫子ども」

「弱虫子ども」


目標があれば

やる気が出るから

今までの私だったら

張り切っていたのかもしれないのに


その目標が怖い

追い立てられるようで

どこまで出来るか

知るのが怖い

出来ないと知らされるのが怖い


大人のくせに


まだまだ弱い、

弱虫子ども



「流れゆく時間」


こんな場所に居ると

時間の流れがゆっくりになる


外はすごい速さで流れていくのに

ここでは自分の時間になる自分のペースになってゆく


でも

時間っていうのはどうなのだろう

周りに決められるものではないはず

だとしたら

時間は私自身が流して

作り上げていくのかもしれない


非常に難しいことだけど



「歩を進めよ」


自分ひとりの足で

歩けるようになったのは

いつからだろう


二歳?

歩けるようになっても

危なっかしい


ならば二十歳?成人したら?

いや、歳ではない


足で歩くのではなく

心で歩く


歩を進めよ

人の言葉に早足になるのではなく

人の視線に立ち止まるのではなく


心の足で歩を進めよ

自分の足で歩を進めよ



「空気」


優しさが空気に溶け込んだら

私はもっと

優しくなれるのかな


愛情が空気に溶け込んだら

私はもっと上手に人を

愛することができるのかな


優しさと愛情が

空気に調和したら


その空気を吸っていたら

私は

どういう人間に

なれるんだろう


どういう人間に

なりたいんだろう



「前の道」


今があれば過去もある

一秒先は未来へと続く


人間だから

悩むこともあるだろう

立ち止まることもあるだろう


泣いて怒って笑うことも多いはず


でもその先の道は必ず前へと進む

無駄なことは何一つない

すべてが経験としてその先を照らすだろう


泣けばいい

怒ればいい

お腹を抱えて笑えばいい


わたしのあなたの

これからの歩む道を

盛り上げてくれるモノのひとつだ


その先には輝かしい前へと進む道が広がっている


さあ、行こう

今行こう

その前の道へ

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