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紅煉のラインベルク  作者: 椋鳥
第26章 光と闇の英雄(下)
162/179

162話

***



教導騎士団は完膚なきまでに叩き潰された。


アビスワールドへと帰還した女王ジリアンの下にメルビルの法王名で書面が届き、抗戦の意思無き旨が伝えられる。


それどころか自身の退位をも仄めかし、グラ=マリに亡命中のキルスティン=クリスタルを指導者として戴く用意があるとまで訴え出た。


ジリアンはミース巫女王座の管理・監督を諸国に喧伝し、大多数の肯定と極少数の沈黙をもってそれは世に受け入れられる。


ニーザ=シンクレイン亡き大陸に紅煉騎士団に抗う気概など露見当たらず、これより諸国はグラ=マリの強硬外交によって一方的な圧迫を受けることになる。


まず商流の国家管理に関して、聖石や魔術遺産、殺傷性能が高い武器の流通に著しい制限が掛けられた。


これはグラ=マリと盟約を結んだ従属国家に課せられたもので、同様に特権階級への累進課税や私有財産の再分配などが義務化される。


人口比による騎士団の規模抑制や、挙げ句は王権停止の具体的期日にまで話は及び、遂に盟約から離反する国が現れた。


大陸南端のフィオリ王国は人口二十万程度の小規模国家で、騎士総数は僅か百五十弱でしかない。


王位の実質的廃止に強く抵抗した結果、紅煉騎士団のワイバーンによって騎士団は撃滅され、全土を征服される憂き目に遭う。


見せしめともとれるこの措置に諸国は嫌悪を露にしたものだが、イチイバル共和国や剣皇国、メルビル法王国といった大国がこぞってジリアン女王への支持を表明したが故に、表立って反抗する気勢は続かなかった。


そうしてジリアンは、従属国をグラ=マリ王国の地方領へと鞍替えさせる方針に舵を切る。


具体的には、国主は地方領を管理・運営する代議士へと姿を改めることになった。


加えてこれの世襲、ならびに指名による就任を禁じた。


代議士の選出と並行し、行政執行を監督する議会の創設も相次ぐことになる。


このあたりはイチイバル共和国の制度をモデルとして設計されていて、基本軸は間接民主制の実現にあった。


但し、大国には特例としてこの代議士制への移行に猶予期間が設けられ、懐柔も謀られていた。


一連はカタリナ=ケンタウリを中心に、起案から実行までが迅速になされた。


「ケンタウリ閣下。何も私は貴国の決定に従わないと言っているのではありません。当国単独で抗えるものではないと、そのくらいの常識は持ち合わせているつもりです」


「モアー=モス参事官。ならばサインを頂けませんか?イチイバルとメルビルは盟約を受け入れ、ラルメティと剣皇国に至っては我が国の直接傘下に収まりました。列強と称される大国の内、態度を保留されているのは貴国のみですよ」


「王位を返上するのは吝かでは無いと申し上げています。紅煉石を始めとする魔術遺産を、適切な管理体に移管するとお約束いただければ直ぐにも署名致しましょう」


「条件付の同意を認めるわけには参りません。そして、ここで没交渉となるに困るのは貴国の方かと思われますが?」


「…それは脅しですかな?」


「私には出兵を云々する権限などありませんから。脅しという指摘は的外れに当たりましょう?」


カタリナは自虐的ともとれる微笑を美しい顔に湛えた。


事実、カタリナは紅煉騎士団への指示権限を有していない。


グラ=マリの宰相職それ自体に明確な規定は無く、カタリナ自身は経済閣僚であり、且つ筆頭閣僚に過ぎなかった。


軍務大臣がお飾りであるのは誰の目にも明らかで、女王と騎士団長のホットラインで騎士団が動かされる様は、カタリナとしても頭の痛い問題である。


その上、軍政改革に熱心な彼女は騎士団のみならず親衛隊を擁する内務省からも疎まれ始めており、最近では身の危険をすら感じて、ちょっとした外遊にも警護を付けるなど注意していた。


「ならばどなたに御願いに上がれば、武力行使を思い止まってくれましょうや?」


モアーは尚も食い下がる。


彼はあれよという間に管理官から昇進し、樹林王国の国務大臣まであと二歩程の地位にあった。


プライムをはじめとした樹林王国幹部の覚えはめでたく、その才覚を期待されてこうしてアビスワールドへと派遣されている。


「…私に与えられているのは、女王ジリアンの発布した盟約に貴国が加盟されるのか否か、それを検分する役目です。モス参事官。貴国の要望を容れる助力を期待されても困ります」


「女王陛下への御口添えを望むのは僭越でしょうか?」


「僭越というより、意味を為さないだけですね」


「…ラインベルク将軍を頼っても宜しいか?当方の、アルシェイド伯プライムの伝です」


「御随意に。ただし、彼はもう騎士団の副長職を辞しています」


「え?」


モアーが表立っては始めて狼狽を見せた。


(若いわね。交渉の途上で情報の不足や見当違いを相手に悟らせてはならない。商売の鉄則よ)


カタリナは敢えて間を置き、モアーがあれこれと考えて混乱する様子を愉しげに眺めた。


秘書官よりスケジュールが押している旨注進が入り、カタリナは王宮応接室の豪華なソファからきびきびと腰を上げる。


「モス参事官。回答は一両日中にいただけるかしら?その間、貴方がここで誰と会おうと、私は掣肘したりはしません」


それは暗に、ラインベルクに会いたければ会うといいという勧めであった。


モアーは立ち去るカタリナの横顔を眺め、焦りが募る交渉の行方とは裏腹に、全く別次元の感想を抱いた。


(宰相閣下…随分な美形だ。ラインベルク将軍の周りには器量良しの女人が集まると聞くが、噂は本当だったのか)



***



「伯母様…」


リーゼロッテは感極まり、大粒の涙さえ溢していた。


キルスティン=クリスタルが出発するこの日、天候は快晴で微風が体感に爽涼をもたらしていた。


厚手の外套を羽織り、肩には革製の頑丈な荷物袋を掛けて、キルスティンは万全の旅装となっている。


自慢の長い黒髪は総髪にして、今はフードを脱いで美貌を白日の下に晒していた。


「…いきなり執政官か。まあ、元々枢機卿を務めていたんだ。苦労も少ないだろう」


「代議士制度がスタートするまでのこと。直ぐに肩の荷は下りる」


「いや…君なら選挙でも当選する筈さ。かくて大陸一美しい代議士が誕生するわけだな」


「そんな美しい妻を持てて、夫君はさぞかし幸福であろうな。ライン?」


今日まで夫婦間で何度も繰り返されたやりとりを、二人はこれで最後とばかりに再現した。


キルスティンは現法王の要請を受けて母国へと帰り、ニーザの一党に食い散らかされた政治の後始末に当たることを決断した。


彼女がメルビルの大身であり、かの国で未だに根強い人気を誇るカリスマであると知っていたラインベルクは、妻の意向を尊重した。


それは二人の距離と時間が大きくすれ違うことを意味し、リーゼロッテなどは最後まで反対をして見せた。


「戦争の無い世がようやく訪れるかもしれない。…だのに、夫婦の別れる必要がどこにありますか?」


そう訴え続けたリーゼロッテも、キルスティンの母国愛とそれを受容したラインベルクに対して折れざるを得なかった。


ここに、短い間ではあったが強い信頼関係で結ばれた家族に別れの時が訪れる。


接吻をして、キルスティンはラインベルクから身を離した。


リーゼロッテを抱き締めて背中を優しく撫でた後、二人に一声掛けてから背を向け、馬車に颯爽と乗り込んで行く。


アビスワールドの外縁部で、幌が地平の彼方に消えるまで見送ったラインベルクとリーゼロッテは、暫くの間口を開くことなしにその場に佇んでいた。


感傷がじわじわと心に染み渡り、リーゼロッテの頬は乾く気配もなく新たな涙に濡れてゆく。


ラインベルクとリーゼロッテが聖都エルシャダイまで付いて行く。


そんなストーリーもリーゼロッテの頭には浮かんだものだが、ラインベルクにとりつく島はなかった。


彼はジリアンと紅煉石への執着を捨てることが叶わず、キルスティンもそれを理解しようと努力したのである。


「出逢えた奇跡に、感謝を」


別れ際、キルスティンが二人に送った言葉がこれで、再会を予期しない含みを感じ取ったリーゼロッテは悲しみの渦に飲み込まれた。


奇しくも一週間ほど前に、ラインベルクはいま一人の盟友とも別れを迎えたばかりである。


フュハ=シュリンフェアがレーン=オルブライトとジュデッカを旧聖アカシャ帝国領に弔うため、アビスワールドを発った。


性格柄、誰にも告げずに出奔したのだが、ラインベルクとメレの二人にだけは察知され見送りを受け入れた。


「向こうではもう少し愛想よくしないと、嫁の貰い手がないぞ」


ラインベルクはそう軽口を叩いたものだが、フュハは意外にも口許に柔らかい笑みを浮かべて返した。


「そうする。色々と有り難う。…さようなら」


愛想の良いフュハに、ラインベルクとメレは思わず顔を見合せたものだ。


近年のラインベルクを支えた<新五人組>の内二人が、こうして続けざまにグラ=マリ王国を離れた。


グラ=マリ一強支配の下では騎士の職務は専ら治安維持や魔物討伐に偏りを見せており、圧倒的な強騎士の存在意義は薄れ始めている。


それが為に、ラインベルクが紅煉騎士団の副長職と第2軍の将軍位を退くとも、ワイバーンやグリプス=カレンティナのような万能型の将軍が軍事をよく先導し、ジリアンの治世に混乱を招くことはなかった。


リーゼロッテは帰路の道すがら、ラインベルクに対して珍しくも強く当たった。


「伯父様は、どうしてそんなに物分かりが良いのです?ジリアン陛下と喧嘩をしたかと思えば職を辞し、伯母様が帰国したいと言ったら黙って許す。…そんなの、度量とは違うと思います。何にも執着は無いのですか?」


「ロッテ…」


「私がいなくなったとしても大したことではないのでしょうね。…伯父様にとっては。私、キルスティン伯母様は寂しかったと思います。だって…女だったら、やっぱり愛する人には止めて欲しいと思うから。伯母様が帰ると決めていても、何を言われても突っぱねる覚悟が出来ていたとしても、伯父様は力尽くで引き留めるべきでした。そうして、欲しかった…」


「おれは…いや、そうだな。キルスティンを巻き込みたくないというのは、単に男のエゴなのだろう」


「巻き込みたくない?戦乱が下火な今、一体何に?」


「おれのミスでニーザの暴挙を許したあの日から、興味なんてそれしか考えられないでいた。ニーザを殺すこと、ジリアンの安否。そして紅煉石のもたらした魔物の駆逐。…ニーザは死に、<七災厄>が消滅したことで魔物の脅威も薄れた」


「女王陛下は今が絶頂期と言えます。あと何が…」


「…あいつが、ジリアンが己の保身の為に紅煉石を使用した事実は消せない。それはおれの犯した罪に、もう一つ罪を重ねたようなものだ。もう石を…ここでおれが責任をもって封じる以外に、死んでいった者たちへ償う方法がない」


それこそがラインベルクの、ジリアンに対する訣別を意味する宣言であった。


いの一番に聞かされたリーゼロッテは、流石に動揺を露にする。


「え…と。それは、シュウ=ノワールが言っていたという、前王を変心させた事件を指すのですか?」


又聞きの情報が為、リーゼロッテの知識は中途半端であった。


「違う。ジリアンは、前国王それ自体の存在を造り出した。人一人を無から生み出し、情報を有機的に接続させたんだ。例えばエンゲルス公子がいるが、彼の祖父はイリノイア公爵。公爵の兄という関係性すら、紅煉石が世界を改変して意味付けさせたもの。そうして前国王を盾に紅煉石を手元に置き続けようとした」


「…何故、そのようなまどろっこしい真似を?石の力で、その時点で御自分が女王に就任すれば良かったようにも思われますが…」


「いや、紅煉石は神器。異界の力をそう何度も用いては身体の方が耐えきれまい。何度も使えない以上、リスクが少ない選択をするしかない」


「女王になるのが、リスクは高いと?」


「あの時分…おれはイチイバルにいたし、周りは権威最盛のギュストとナノリバース派によって占められていた。第三勢力を無理矢理形成しても出る杭は打たれたろうさ。せめて国王夫妻という外面があれば、対抗は出来ずとも無下にはされない。…そのくらいはあいつなら頭が回るだろう」


「成る程…理屈は分かります。陛下が禁忌に手を出した理由も。…それで、そもそも伯父様が犯した罪とは、何なのです?皆が疑問に思うのは、伯父様と陛下の関係です。ただの幼馴染みというには気安いですし、それでいて伯父様は陛下に絶対の忠誠を誓われていました。…今更別に、御二人が情人関係にあっても幻滅したりはしません」


「そんな事実は、ない」


「じゃあ何です?何か弱味を握られているとしか思えません。無茶をして、紅煉石と陛下を護って。ただでさえ訳がわからないのに、今度はいきなり石を封印すると言う。何なのです?」


リーゼロッテは隣を歩きながらに詰め寄った。


都市の外縁部とはいえ人目があることを気にしたラインベルクは、難しい顔をして口を真一文字に結んだ。


「黙っていられたら、分かりませんよ!」


リーゼロッテが自分の味方になろうとして突っ込んでくるのだと頭では理解しつつも、ラインベルクは全てを明かすことを躊躇っていた。


十五年近く遡り、彼とジリアンがまだ十代半ばの時点で見舞われた災厄。


ラインベルクがその呪縛から解き放たれるには、いま一つの犠牲を必要とした。


それをすることはラインベルクの行動原理そのものを左右し、ともすればかつて世話になったカザリン=ハイネマンやマグナ=ストラウス、シルドレやセシルらを冒涜するに等しいと思えるのである。


「…ただの恋人同士となっていたなら、全ては丸く収まったのかもしれない。年若い男女の色恋なんて、何年かすればどうせ色褪せて拙い思い出に変わる。そうして何れは風化して忘れ去られる」


「…陛下とは、そうはならなかった?」


「ああ。あの時から…時は止まったままだ。おれたちは永遠に恋人同士のままでいることだろう」


「え?」


「彼女を死なせてしまった罪。…そして彼女の魂を呼び戻してしまった罪から、おれはずっと逃げ続けてきたんだ」


ラインベルクの語った内容に、リーゼロッテは理解が及ばず声を失った。


膝が震え、彼女は泣き出したいくらいの恐慌に襲われる。


(陛下を…死なせた?魂を…紅煉石で、陛下を…蘇らせたと言うの?)


その場に騎乗した役人が五名、騎手不在の馬を引きながら二人の前に到着した。


「…誰だ?」


「ラインベルク中将閣下とリーゼロッテ=ブラウン様ですね?我等は宰相カタリナ=ケンタウリ閣下からの使いです」


「カタリナからの?」


カタリナ=ケンタウリからの使者は皆襟を正し、ラインベルクへと敬礼を送る。


「宰相閣下より言伝てがあります。…内閣と騎士団に、ブラウン様を人質にとらんとする動き有り。至急王都を離れたし。…以上です」


「…ジリアンか。ロッテを…くそっ!」


「どうかこの馬を御使い下さい。アイス男爵家所有の名馬にございますれば!」


その声には有無を言わさぬ力強さが込められていて、ラインベルクは黙って頷くと馬の手綱を受け取った。


身軽な動作で鞍に跨がると、放心状態でいたリーゼロッテを馬上へと引っ張り上げる。


(ロッテを軟禁するなりして、おれに何もさせないつもりとは。ジリアン…お前は本気なんだな?)


役人の一人が、「当座の食料と毛布はくくりつけてあります」と声を掛けた。


謝意を返したラインベルクは背のリーゼロッテにしっかりと掴まるよう促し、静かに馬を走らせる。



この日、キルスティン=クリスタルに続いてラインベルクとリーゼロッテまでもがアビスワールドを離れたことは、程無くして王都の幹部たちにも知らされた。


ある者は驚き、ある者は嘆いた。


だがその中にも、ラインベルクが去ったことにより自分達の権勢が増すことを予期し、手を叩いて喜ぶ輩も少なからず存在したのである。


「…ということであります。ラインベルク将軍は、北へと進路をとった模様です」


事情を聞かされたワイバーンは腕組みをしたままで虚空を睨み、以後の情勢に思いを馳せる。


ここは紅煉騎士団本部ではなく、ブリジット=フリージンガー邸の別棟であり、情報が漏洩する心配は無用であった。


(ラインベルク将軍が国を去る。元々対峙する構想こそあれ、それがこのタイミングとなるは予想外だ。…しかし彼の子飼いは多く倒れ、騎士団を構成するのは中立の騎士が大半。見ようによってはこれ程根回しが容易な頃合いは無い…か。政・軍部の顔触れを一新するくらい、ジリアン様の勅許とブリジット=フリージンガーの名があらばそう難しいことではない)


ワイバーンは情報提供者に対して椅子に掛けるよう勧めた。


「御気遣いなく。主より、早急に貴方のお耳に入れるように、とのことでした故」


「メレ課長補佐。助かります。カーラン=ミュンツァー殿にも宜しくお伝え願いたい。主に具申し、此度の御協力には報いる所存だと」


「有り難うございます。では失礼します」


メレは一礼して部屋を辞する。


残されたワイバーンは机上のメモ帳に文字と数字を走り書きにしていった。


それは王宮ならびに紅煉騎士団における派閥の勢力比を意味し、今までは広く女王派と守旧派で占められていた争いが、ワイバーンの思索する中で複雑怪奇に分裂を見る。


女王派の内訳は、開明派と女王に近いライトな守旧派に別れていて、ワイバーンの支えるブリジット一派はこちらの守旧派に数えられる。


ラインベルクが離脱したことで開明派は二分されたに等しかった。


そして女王とは一線を画する真の守旧派の内、旧ナノリバースの流れを汲む本流のカーランがこうしてワイバーンへと秋風を送ってきたのである。


(過激な開明的思想が一時的になりを潜めることは明白。その隙にフリージンガー様の権力基盤を確立出来るのであれば、中長期的な展望は明るいと言うもの。ラインベルク将軍…袂を別つことになったならば、容赦はしませんぞ)


ラインベルクを紅煉騎士団から除名するという令が公布されたのはその三日後のことで、偶然か後を追うようにして、樹林王国の「紅煉石封印の誓文」が発表された。


大陸は再び乱れた。




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