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状態異常使い、敵を溶かす。~状態異常ビルドのVRMMO~  作者: MEはCat
【第四章】新しき風、蒼白なる魂を運びて

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いつもの

『サンド街』


「久々に来たけど、あんま変わんねぇな」


 ここ『サンド街』に来ると、まるで故郷に帰ってきたような安心感がある。

 一番最初の街なのも相まって思い出補正が強いのだろう。

 周囲の視線が痛いのも、最早懐かしく思えるな。


「場所はここだったはず……あれか」


 賭博場が存在する場所は『サンド』の隅っこ。

 そこには一際目立つ建物があった。


「………………」


 その建物に入った瞬間、()()()()のある声が店内に響く。


「上等だ、返り討ちに遭って泣きべそ掻くなよ?」


「それ、こちらの台詞ですわ。地べた這いつくばる準備、しといた方がええんちゃいます?」


「やれやれ、どっちも自分が勝つ事を確信してるね。俺が全て掻っ攫うのに」


 爆弾愛好家、BAN、蛇者――――

 おかしいな、ここ最初の街だよな?

 いつもの面子しか居ないんだが。


「お前らも賭け事するんだな」


「おや、赤月さんやないですか」


「あっ、赤月!」


「こんにちは、赤月!」


「せっかく来たんだ。俺も混ぜてくれよ」


 改めて周囲を見渡すと、スロットに、ルーレット、麻雀などの多くのゲームが揃っている。

 俺は側の機械に5万HGを注ぎ込み、50枚のCC(カジノチップ)を手にした。

 もしこれが全て溶ければ、俺はせっかく手にした5万を溝に捨てる事になる。


 BANは少々考えた後、口を開く。


「であれば……()()なんてどうです?」


 BANが示した方には、4人で座れるテーブルがあった。

 『エレメント・コンフリクト』――――

 それは、4人で戦うターン制カードバトル。

 属性カードによる攻防と、異常・特殊カードを駆使して最後の1人を目指すゲームである。


「確かに、それなら4人で遊べるね」


「全国オセロ大会準々優勝の実力……見せてやりますか」


「いや、準優勝ですら無いやないんかい」


 それに、これは()()()ゲームだ。

 オセロの知識あんま役に立たないだろそれ。


「つべこべ言わず、真剣勝負と行こうぜ」


「そうやね、誰が()か……試してみましょか」


 4人は1つのテーブルに座る。

 次の瞬間、それぞれに4枚程のカードが配られた。


 このゲームは4種の基礎カード、4種の異常カード、3種の特殊カードで構成されている。

 今回行うルールでは一律『20HP』であり、相手の体力を全て減らし唯一生き残った者が賞金を得られるシステム。


 賞金は全プレイヤー掛け金を総取りした物。


 基礎カードは右上の数字分の攻撃力を持ち、それと同時に防御側は同じ属性であれば数字分だけ相殺が可能。

 異常カードは対象に状態異常を付与可能であり、相殺は不可能。

 特殊カードも同じく相殺は不可能であり、文字通り特殊な効果を持つカードである。


 これからターン毎に中央の山札から1枚カードを引き、全てのカードを引き尽くした後、次のターンでは全プレイヤーからカードを没収及び配り直しを行う。


「一通りルールを眺めた所で――――早速始めましょ」


 これから、俺達は――――

 闇のゲームへと足を踏み入れる事となる。


ク ソ ガ キ バ ト ル(2回目)


◆◆◆◆◆◆◆◆◆


名前 『赤月の夜』赤月

階級 ランク30

所持金 53500HG(1700BP)(50CC)

武器 魂縫双銃【魂吸収弾】

武器 魂縫双銃【魂吸収弾】

防具 縫魂礼装【魂枯渇転化】(紅砂のガンマン)

装飾 腐王鴉の眼核【死肉の王眼】

装飾 毒蜜女王の毒腺輪【紫蜜ノ血】

装飾 喰種魂【飢餓脂肪】


ステータス

体力 240+235

魔力 235

攻撃力 100

防御力 30

素早さ 50

毒効力 1毎3(+1)

吸収効力 1毎2

自動魔力回復 1秒毎4(+1)

自動魔力消費 1秒毎5

状態異常命中 +100%

状態異常耐性 +30%


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

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