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状態異常使い、敵を溶かす。~状態異常ビルドのVRMMO~  作者: MEはCat
【第一章】状態異常使い、爆誕

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【別視点】好き勝手な後日談

BAN視点です

「――――まぁ、ある意味やけど……救われたんかもしれんなぁ」


 配信を切った後、私は静まり返った『カラカラ荒野』を見つめながら呟いた。


 もし赤月があの発言をしなければ、炎上の渦中に居たのは私だったはずだ。

 情をかけられたのか、それとも私のリスナーに思うとこがあったのか――――

 どちらにせよ、現地点で最も畏怖や怒りを向けられているのは彼となった。


 そして、これが彼の望んだ結果でもある。


「……にしても、あの人ほんま正直すぎひん? 初対面の時からそうやけど、今回もブレへんし。要するに……我が強いんやろなぁ」


 周りの環境に流されず、自分の意見を貫こうとする姿勢は誰にだって出来る事じゃない。

 私の敗因は下手に彼を制御しようとした事。


 これは教訓とするべきだ。

 ここ『アマテラス社』と、そのプレイヤーを掌握する事は至難の技。

 彼らは良くも悪くも自由人であり無法者。

 秩序より混沌を好むタイプのプレイヤー達だった。


「……つまり、私の立ち回りは完全に()()、っちゅうことやな」


 彼らを飼い慣らそうとするべきではなかった。

 むしろ流れに身を任せ、思いままに行動するべきだった。

 リスナーの王として、ここの支配者として君臨しようとするべきではなかった。


「……次の配信は、彼らに倣って――――「好き勝手」にやってみよか」


 この一件を皮切りにRelics Onlineは大盛況を迎える。


 これは確信だ。

 この先、世界は荒れ狂うだろう。


 噂は広がり、人を呼び、人がまた火種になる。

 新規は雪崩れ込み、古参は呑まれないように牙を研ぐ。

 インフレは加速し、豪傑共が跋扈する世の中となる。


「赤月は……どう出るんやろなぁ」


 ふっと、口元が緩む。


「……一人の()()()として、ちょっと楽しみになってきたわ」


 せっかく私を打ち破ったんだ。

 そう簡単に、この荒波に呑み込まれないでくれ。


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