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ドラゴン転生。そしてやはりドラゴンはチートだった。

作者: AI呪術師の村人A

私はなぜここにいる?誰が呼んだ?そもそも私は人間なのか?「うわぁあああ!」

恐怖が私を襲う。自分の存在が不確かなものへと変わっていく感覚に、耐えられない程の吐き気と頭痛が襲ってくる。

「いやだ!いやだいやだいやだ……」

もう何も考えたくない。そう思った瞬間に今までの記憶が戻ってきた。「……あぁ……そうだ……俺は……俺は……」

あの時、俺の意識は確かに途絶えたはずだった。だが今こうして生きているということは……。

「ここはどこなんだ?」

自分の身体を確認をする。少なくとも人間ではないようだ。だが、この体は頑丈で強い...そして何より魔力が多い。今の俺にはそれだけしか分からない。

とりあえず現状の確認をしなくては。

周りを見渡すと、どうやら洞窟の中らしい。しかしただの洞窟ではなさそうだ。明らかに人の手が入っている。まるでダンジョンのような感じだな。

まずは自分のステータスを確認しよう...

名前・不明

種族・アースドラゴン

魔力...9999 攻撃力...8989 HP...500000 500000 防御力……9990 俊敏力……50000 スキル……鑑定眼(神)、超回復再生、竜魔法(全属性)、威圧、飛翔 称号……転生者、ドラゴンスレイヤー、魔物の天敵、ダンジョンの守り手 これは一体どういうことだ?なんというか……凄いな。まぁいいか。それよりも重要なことがある。それはここがどこかということだ。

「まさか本当にダンジョンだったとはな」

それなら納得できる。ダンジョンといえば、魔素が濃くてモンスターが大量に発生する場所だからな。それにしても、まさか自分がドラゴンだとはな...

「ん?このダンジョンいじれる?」

ダンジョンマスターになれば、ダンジョンの構造を変えられるはずだ。試しにやってみるか。

「構造変化」……できた。これならば、地上への通路を作っておけば、外に出ることができるだろう。

早速行ってみるか。出口から外に出る。そこには美しい森が広がっていた。太陽の光が差し込み、明るくなった。まるでずっと日光を浴びてなかったかのようだった。「さて、これからどうしようかな」

行くあてもないし、とりあえず街に行くとするか。幸いにも人里はあるみたいだしな。

それから数日たったある日のこと。

「グルルルル……」

腹が減ってきた。食料を調達しないと死んでしまうぞ……

「ガウッ!」オオカミか。たしかこいつ、食えるらしいぞ。ちょうどいい。こいつで腹を満たすとするか。

爪を振り下ろし、一撃で仕留めようとする。だがその攻撃はいとも簡単に避けられてしまった。「ガウゥッ!!」

今度は噛み付いてきた。しかしそれも難なくかわすことができた。よし、これで終わり。と思ったが...本当に終わりだった。じゃあ爪で捌いて、肉をブレスで炙る。食べてみる。うん、うまい!でもやっぱり味気ないな〜なんて思っていると突然叫び声が聞こえてきた。

「うわぁぁぁ!!!ド、ドラゴン!?」

あ、そういえば俺はドラゴンだったわ。せっかく食事中なのによー。まあいいか。「グォオオオオッ!!!」

とりあえず威嚇しておく。すると人間は震えながら逃げていった。ふぅ、やっと静かになったぜ。

しばらく進むと村が見えてきた。ここが目的地だ。早速入ってみることにした。

「おいそこのお前!止まれっ!」門番が震えながら言った。「何が目的でここに来たんだ?」俺は周りを見渡した。「お前だよ!!」あ、俺か。そういや喋れなかったんだよなぁ。しゃべれないの不便すぎだろ。「グルルルル」「ひぃ!」

怯えさせちゃったな。人の姿なら怯えさせなかったかもなのに...「スキル・人化を取得しました。」「!?」

人化してみるか。

「スキル発動!人化」

…………人になった。

「ドラゴンはどこに行った!!」「あっ、ここです。」つい返事してしまった。くそっ!こうなったら門番をやるしかない!

「おりゃああああああ!!!」思いっきりぶん殴ったが、指が触れた段階で口から泡を出して倒れていた。

「やべっ、やりすぎたか?」とりあえず気絶してるだけみたいなんでほっとくことにした。

村の人に話を聞いてみると、どうやらこの村はダンジョンを攻略しようとしているらしい。そして攻略するために必要な人材を集めているらしい。

「ダンジョンを攻略するために、力を貸してくれないか?報酬は出すぞ。」

この世界にはダンジョンがある。俺が出てきたのもそういえばダンジョンだったな。

「もちろん協力しますよ。」

「本当か!?助かるよ。」

こうしてダンジョンを探索することになった。

「まずは君の名前を教えてくれるかい?」

名前か……

「アーゴラって呼んでください。」適当に名乗っといたほうがいいだろうな。

そこのダンジョンはボスがいることも教えてくれた。

「ボスはな、魔族に取り憑かれたリッチという魔物だ。」

魔族は人間の敵だからな。絶対に倒さないとな。

数時間後

そしてついに最深部までたどり着いた。

「ギャアァァアッ!!!!」

「あれがリッチです。」

「よく来ましたね。私はこのダンジョンの主であるリッチです。あなた達には私を倒すことができますか?」リッチは邪悪な笑みで笑った。「やってみせましょう。」

「ほう、ならばかかってきなさい。」

「スキル発動!鑑定眼(神)」

名前・不明 種族・魔族(不死)

魔力……0 攻撃力……999999 HP……1000防御力……99999

「強いな...」

「竜魔法発動!ターゲット捕捉!」「水地獄!!」

「苦しい!?」

「俺の勝ちだな。」

「!?」

「私はまだ終わってません。」リッチに殴られる

「グオオオッ!」

「カウンター!」

「ははっ、負けてしまいましたね。ではあなたにこれを授けます。」

アードラは魔族の杖を手に入れた!「これは?」

「これは魔族が使う武器ですよ。」

「そうなんですか。大切にします。」

「ではまた会いましょう。」

「さようなら。」

こうしてダンジョンを制覇した。

ダンジョンを出ようとした時、後ろから声をかけられた。

村人だ。「お前は一体何者なんだ?」

あ、そういやまだ人間のままか。「えっと、実は僕……いや俺は……」

「?」

「ドラゴンなんですよ。」

「……は?」

「ドラゴンなんですよ。」

「はぁあぁぁあ!!!」

「そんな驚くことありますか?」

「人にしか見えないだろ!!」

「変身できるんですよ。」

「へぇー……」

「信じてないですね?」

「そりゃそうだろ!」

「じゃあ見せてあげますよ。」

ドラゴンになってみる。

「……マジでドラゴンなのか……」

「これでわかってくれましたか?」

「それならあの強さも納得だ。」

「これからどうするつもりだ?」

「とりあえず人里に行きたいと思います。」

「ならこの村に来るといい。」

「ありがとうございます。」

「あと、敬語じゃなくていいぞ。」

「わかった。」

「それと、その口調どうにかならないのか?」

「努力はしてみるよ。」

こうして新しい人生が始まった。

次の日 早速街に行くことになった。

「準備できたか?」

「大丈夫だ。」

「よし、行くぞ。」

村を出て数分後、街に着いた。

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