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便秘スレイヤー  作者: るーニィ
4/8

第四便「スメルキングダムの戦い」

続きました


 

 ここはスペルキングダムの王宮の......裏山。

 王族きっての自然公園であり、魔法使い達の修行の場でもある。

 

 ここには耳の先端をカットされ去勢済みの野良の地域オークといったモンスター達が何体も配置されて、王家の魔法修行等に付き合わされるという、過酷な労働環境を強いられていた。

 この状況は由々しき事態であり、労働基準において国際問題でもあったのだが。

 

 ここで事態は更なる問題を起こす。

 王宮にて宰相が国王に報告書を持ち込み、更に追加された"新たな問題"をまとめ読み上げる。

 

 「国王さま、裏山のオーク達が悪臭の被害報告を訴えております、いかがなされますか? 」

 

 スペルキングダムの国王、ポカ・ポ・カダッケはこの宰相の報告をしかめっ面で受け取った。

 

 「てめえの屁の方が万倍臭いわ......と言い返しておけ! 」

 

 激しく動揺しながらも、平然と言葉を切り返す国王ポカ。

 周囲には悪臭が立ち込めるが、王族の誰もがその臭いの元にたどり着くことはなかった。

 

 王家が集合している。

 王子リイオン、王女ルスウェット。

 女王リスエル。

 それぞれが集まり、部下達との謁見の場が造られた。

 

 「王様、民衆の鼻は限界です! 悪臭でクーデターを起こして消臭革命しに来ます! 」

 

 外の民衆は皆アルコールスプレーを吹きつつ、王城に迫りつつあった。

 城には大量の芳香剤が投げ込まれ、悪臭との相殺が発生。

 

 「 !! 」

 

 だが次の瞬間民衆の軍勢が悶え苦しみ、次々戦えなくなっていく。

 

 「なんだ! これは糞詰まりだと! 」

 

 そう......強烈な「 便 秘 」だ!

 悪臭解放軍を結成していた民衆達は、溢れる便意と脱糞出来ない苦しみに悶え苦しんでいたのだ。

 

 「間違いない......これはヴァリカタヴェンの便秘憑依! 」

 

 便秘スレイヤーは二キロ先の小高い丘で望遠鏡を使い、様子を見ていた。

 そして民衆から視線を変えて、王族が見える場所を確認すると。

 快便闘気を練り上げ、おもむろに王族達が居る玉座に向けて奥義を放つ!

 

 「便秘解消拳! 奥義! 」

 

 「「便破活発(べんはかっぱつ)! 」」

 

 そう......その奥義は二キロ先の便秘を解消するモノ、快便闘気を掌手から放ち。

 城門を破壊しつつ、一直線に王家が居る玉座へ飛ばしたのだ!

 

 城に響く轟音!

 

 ブリュブリュブリブリブリブジジジブリュブリュブリブリブリビチビチビチャビチャビチビチビチャビチャビチャチャチャボビンボビンクオッポン!!

 

 そして大量の脱糞音!

 

 クーデターを起こしていた民衆が次々に脱糞。

 

 「んおおおおほおおおおおおおお!! 」

 

 更に玉座では王と王子、女王迄もが四つんばになって、大量の糞をジェット噴射!

 

 ブビンジュブブブジュブブブブボボボブボボブボボボブピイイイイイイイイ!!! (ロケットブースター)

 

 王と女王が糞便の勢いでスライド移動を始め、王子が荒れ狂ったホースの様に転がり勢いで回転。

 スプリンクラーと化していた。

 

 望遠鏡で様子を確認する兄ゲリー、ここで彼は恐ろしいモノを目撃する。

 現状でも十分に恐ろしい光景だが......

 そこだけは違っていた。

 

 「便秘スレイヤー! あれを見ろ! 」

 

 「 ! 」

 

 遅れて望遠鏡で着弾を確認する便秘スレイヤー。

 だがそこには......

 

 「クククク......現れたな我等が宿敵......便秘スレイヤー! 」

 

 不適な顔の王女ルスウェットが何事も無かった様に立っているではないか!

 

 「こんな遠隔闘気で私をヒリ出せると思ったか! 」

 

 王女ルスウェットは片手で快便闘気を受け止め、望遠鏡で見ている便秘スレイヤーに向かって不適な笑みを浮かべたのだ!

 

 「堕ちたものだな便秘スレイヤー! 以前の貴様の闘気はこんな貧弱ではなかったぞ! 」

 

 「まさか......あれはヴァリカタヴェン四天王の一人!! 」

 

 「「 トゲグッソ!! 」」

 

 相手を認識すると便秘スレイヤーは急に殺気を感じとる!

 周囲には先ほどのクーデターの民衆。

 

 「便秘......スレイヤー......」

 

 ゾンビの如く操られた民衆が便意に悶えながらも便秘スレイヤーに襲いかかる!

 

 「哈あああああー! 」

 

 雑兵とは言え便秘には違いはなく、治療に当たりたい便秘スレイヤーだったが、何せ数が多い。

 

 「 これは万事休すか! 」

 

 ここにおいて便秘スレイヤーの大ピンチ、だが急に目の前に兄ゲリーが敵の前に立ちふさがりこう言った。

 

 「快便闘気を私に撃て、俺がここを引き受けよう! 」

 

 「ゲリー兄さん! まさか! 」

 

 兄ゲリーの提案に便秘スレイヤーは狼狽えるが、兄ゲリーの目は本気だ!

 

 「わかった......便秘解消拳! 奥義、整活腸(せっかつちょう)!! 」

 

 快便闘気を受けた兄ゲリーは、ゆっくり操られた民衆の方へ駆け抜ける!

 

 「行け! 便秘スレイヤー! スペルキングダムの復活はお前の手にかかっている! 進め! 」

 

 便秘スレイヤーはコクリと頷くと、王家の玉座に向けて駆けていった。

 

 「......」

 

 兄ゲリーは沢山の操られた民衆に囲まれている。

 そして背後から強襲されるが......謎の動きで回避し、カウンターの一撃を入れたのだ!

 

 その動き、正に酔拳の様。

 ヨタヨタと足取りはふらつき、何処か内股で虚ろな表情だが......

 今はありとあらゆる民衆の攻撃を避け、カウンターを放つクンフーの達人......

 

 否、断じてそうではない!

 

 その動きは酔拳の様に見えるが違うのだ!

 何故ならその縺れる足取りはは酔いが廻る飲んだくれではなく......

 

 ウ◯コを我慢する小学校低学年であったのである!

 

 「「 持ちこたえろ! 俺の括約筋!! 」」

 

 兄ゲリーの必殺拳。

 「ウ◯コ我慢小学生ムーヴ拳」

 

 これは今、大量の操られた民衆を翻弄していたのだ!

 

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