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便秘スレイヤー  作者: るーニィ
1/8

肛門括約筋SSSランクの君へ

下らない短編を考えてしまった。

いつもは丸ーニィ名義なんですが

こっそり出して見ました。

表現引っ掛かったら消します


 ここは何処にでもある便秘と整腸の世界、淡路島。

 その山奥で世界の終わりと言う名の便と戦う、伝説の便秘解消拳法の伝承者が戦っていた。

 

「見つけたぞ、超魔硬便ヴァリカタヴェン! 」

 

 伝説の便秘解消拳(又の名をベンピスレイヤー・アーツ)の継承者が声を高らかに上げて語る。

 

 眼前には便秘に苦しむ女性、彼女はヴァリカタヴェンの便秘憑依を受けて、暴走状態にある国際便秘機構のエージェントだ。

 

 「早く......(便意)! 私に構わずこいつを倒して(便意)! 便秘スレイヤー!! ......ウギュウヴヴェア(便意)!! 」

 

 月夜をバックにヴァリカタヴェンに憑依された、エージェントの女性がジャンプする。

 便意により通常の3倍、いや5倍を超える身体能力で目の前にいる男、便意スレイヤーに襲い掛かる!

 

 だが......

 

「 !! 」

 

 空中で彼女は固まる様に浮き、動きが止まった。

 

「こ、これは! 」

 

 困惑するエージェントの女性、空中で止まる程に強烈な「何か」が、便意スレイヤーより放たれたのだ!

 

快便闘気法(かいべんとうきほう)! 」

 

 そして宙に浮かぶ女性エージェントに向かって便意スレイヤーが飛ぶ!

 彼が狙うは彼女の大腸に潜むヴァリカタヴェン!

 無数の指先による「()き」が容赦なく打ち込まれる!

 

()アアアア! 便秘解消拳! 奥義!」

 

「「無情(むじょう)! 脱肛拳(だっこうけん)!! 」」

 

 脱肛......つまり肛門がはみ出し大きく開く!

 とてもヒリヒリする!

 

「うぎぎぎふぃぎきゃびきょぼよびゅきだがが......! 」

 

 悪魔にでも取り憑かれた様なうめき声を上げて、便秘機構の女エージェントが今......

 

 激しい脱糞力を宿し!

 ヴァリカタヴェンをひり出した!

 

 ブリュリュリュリュルビュリュリュリュビジジジジジブジジジジビチャチャチャビジジジジジビャビャボボボボボボグゴッポングゴッポン!

 ......ブブブボボボボボオオオオオオオオオオ......ブピイイイイイイイイイイイイイイ! (ガスジェット)

 

 驚異的な脱糞力により、ゆっくり浮き上がる女エージェント、そして今。

 

 彼女は天空に舞い上がった!

 

「んおほおおおおおおおおおおおお! 」

 

 余りの脱糞感覚で悟りを開いた彼女は、今......天空(そら)を駆ける腸戦士として覚醒し......

 

 映画「ア・イアーン!・マン」を思わせる直立スタイルで、夜空に汚ない軌跡を描くヒーローとなる!

 

 ******

 

「遂にひり出させてやったぞ! ヴァリカタヴェン! 」

 

 地面に落ちた便に語りかける便秘スレイヤー。

 するとヴァリカタヴェンと呼ばれたコンクリートのような硬い便は、便秘スレイヤーの脳に直接語りかけてきた!

 

「ククク......」

 

「何が可笑しい、ヴァリカタヴェン! ひり出された貴様は、ただの糞と変わり無い! 」

 

 しかし、そこで奇跡が起こる!

 今まで何もなかった山奥で、地面に光が灯る!

 

「なんだ! これは一体?! 」

 

 狼狽する便秘スレイヤー、便だったヴァリカタヴェンから白い霊体の様なものが浮かび上がり、高らかに叫ぶ! (脳内に)

 

「ククク......ここは淡路島、地球のレイラインの上だ! 地脈の力を使って......」

 

 

「私は、世界を飛び越える! 異世界に行くのだ! 」

 

 時空が歪む!

 世界がヴァリカタヴェンを放逐しようとしている!

 世界の拒絶をも利用し、ヴァリカタヴェンは生き残ろうとする。

 己の湿度と臭さを保ちつつ、異世界に逃げ込むのだ!

 

「セントラル・ワールド・ゲート! 」

 

「オープン! 」

 

 そこに出でたモノ、それは世界を循環する中央世界の門。

 そこから漏れる光に、ヴァリカタヴェンが吸い込まれる!

 

「ククク......もう会うこともないだろう、便秘スレイヤー! 」

 

「次の世界で、便秘で全てを支配し、便の楽土を作ってやる!」

「もう人間にひり出される事もない! 永遠の楽土をな! ......フハハハハ! 」

 

 ヴァリカタヴェンは虚空に消える、遂に霊体が門をくぐったのだ!

 

「なんということだ......」

 

 便秘スレイヤーは膝から崩れ落ちた、宿便(ライバル)とも言える便が、勝ち逃げとも言える末路を辿ったのである。

 彼の脳裏にはかつての仲間達の笑顔、ヴァリカタヴェンに敗北し、憤死していったモノ達の顔が浮かび上がった。

 

「まだだ......! 」

 

「まだ私は負けていない! 今ならまだ間に合う! 」

 

 そう、便秘スレイヤーの前にはまだセントラルワールドゲートが開いている!

 ヴァリカタヴェンを通したその門は、便秘スレイヤーがくぐる可能性を待っていたのだ!

 

「俺が決断するのを待ってくれるのか......」

「わかった! 行くぞ! 」

 

 異世界に行くには肉体ではお荷物だ、霊体で無ければ門は通れない!

 

「待っていろ! ヴァリカタヴェン! 俺は貴様を許さない! 」

 

「地獄の底で! ひり出させてやるからな!! 」

 

 そう言うと便秘スレイヤーは、突如取り出したサイクロン掃除機を肛門にねじり混みスイッチをON!......

 

 

 そして便秘スレイヤーは、腸捻転で絶命した!!

 

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