幼少編 ~その3~
テレビゲームのRPGを模倣した世界とは、よく言ったものだと感心している。
念じると、四角い枠が出て、中に選択する項目が書いてあり、その項目の中の『せってい』を選ぶ。
『ひょうじ』の項目があって、自分の状態とか、現在いる場所の地図を視野の右下に出す事とか出来る。
初期の状態では、表示無しになっているのだが、試しに自分の状態がどうなのか出してみると、自分の胸から上の写真があり、下にHPとMPの量が分かる横棒型のメーターがある。
写真の横に自分の名前とレベルの表示があるのだが、レベルの表示が数字ではなく、マイナス記号になっている。
自分が生まれたてなので、その表示なのかもしれないと思ったが、一応他の数値も見たくなったので、最初の項目に戻り、『つよさ』の項目を選ぶと、自分のステータスが出てきた。
体力も魔力も攻撃力も防御力も他の数値も全部マイナス記号で表示されていた。
ふと、その枠の右側に三角形の矢印みたいなのがあり、意識を向けると矢印の色が反転したので、選択できるみたいだ。
選択してみると、枠が滑るように切り替わり、全体的に色の違うステータスの枠が出てきた。
枠の一番上に『偽装用』と書かれてあり、レベルの数値が1になっていて、横にカッコで初心者と出ている。
その下の他のステータスの数値もレベル1相当の数値だろう一桁台の数値であった。
おそらく相手に対して、隠したい身分とか、職業の人に使えるのだろう。
レベルの数値の所に注意を向けると、数字の色が反転しているので、数値を変えられるようだ。
試しに変えてみる。レベル1から19までは、横のカッコの表示は、初心者だった。
レベル20から39までは、中級者で、40から69までは、上級者だった。
レベルの数字を上げると、その他ステータスの数字もガンガン上がっていく。
レベル70から100までは、英雄級の表示で、100以上は上がらないかと思っていたが、まだ上がるみたいだ。
レベル101から300までは、勇者級で、レベル301から500までは、魔王級で、まだまだ上がっていく。
レベル501からは、神級で、999まで変わらなかったが、自分の本体が光だしてきた。
そして、レベル999を超えると、マイナス記号になる。
マイナス記号の横にカッコで表示される『創造神級』の文字が。
自分の本体は、靄のようなモザイクのようなものに包まれている。
この感じは、地球の神様や、この星の神様みたいに見える。
すぐさま、レベルを1に戻し枠を全部消して、周りを見回して一人なのを確認すると、目を閉じて大きく息を吸って呼吸を整えて、落ち着いて考えてみる。
本当のレベルの表示がマイナス記号なので、自分のレベルは創造神と同じレベルだと思われるが、だんだん怖くなってきたので、無かったことにしようと眠りにつこうと・・・
って、いやいやいやいやサカエルさん、ジブン何してくれたんや~~!
どないなってんねん、ワイの体~!!!
関西弁になってしまうほど動揺するも、赤ちゃんの体なので、
ただジタバタしているとしか見えないブリュタンであった。
キーボードを新調したのが、初期不良でエンターキーが反応せず、出鼻を挫かれました。
違うキーボードに替えてもらって入力してました。高いやつは、打ちやすいですね。
普段は、iPad miniを会社に持って行って、休み時間に少しずつ書いてます。
仕事中は、ストーリー展開とか色々と考えてます。ドンドン面白い話が出てくると良いのですが。
2017年4月5日、文章の前に空白をいれました。あと、読みやすいように修正しています。