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この作品には 〔ガールズラブ要素〕が含まれています。

波の下

作者:f値
最新エピソード掲載日:2026/03/20
地方の海辺の町。駅は遠く、バスは一日に数本。母に支配され、どこへも行けなかった少女ツキの唯一の逃げ場は、ゴミの流れ着く冷たい海だった。

ある新月の夜、彼女はそこで「人魚」に出会う。

人間を羨ましいと言う人魚と、自由など持ったことがない少女。噛み合わない会話、すれ違う価値観。それでも二人は、奇妙な友情の輪郭をなぞり始める。人魚には“名前”がないという。ツキは彼女に名前をつける約束をするが、その行為は思いがけず、自身の過去と母親の影を呼び覚ます。

「名付ける」ということは、救いか、それとも支配か。

海辺で交わされるささやかな約束の裏側で、ツキの内面にはもうひとつの“声”が忍び寄る。母と同じになりたくないと願いながら、知らず知らず似ていく自分。幻想と現実の境界が揺らぐ中、彼女が選ぶのは逃避か、それとも――。

潮騒の音とともに進む、痛みを抱えた少女の成長譚。
人魚は本当に存在するのか。
そして「自由」とは、誰のものなのか。

波の下で息を潜めていた感情が、やがて静かに越波する。
新月の夜
2026/02/02 23:25
テプラ
2026/02/25 17:56
残響
2026/02/26 22:37
越波
2026/02/27 22:55
走光性
2026/03/14 02:06
出発進行
2026/03/15 02:58
対岸
2026/03/20 02:44
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