捏造の王国 その90 第2ジコウ党爆誕?あの党ってほっといていいんですかねえ?
猛暑に値上げに利権をむさぼる与党議員だのの災厄が襲うニホン国。増える一方の死者の相手をする奪衣婆のもとに地獄の書記官が頭の痛くなるような相談をもちかけて……
ニホン国、7月末。例年であれば、学生は夏休みがあっていいなあ、でも特上ウナギだの花火大会で爆買いだのできるもんと社会人もそれなりに楽しめていたが、連日の猛暑をとおりこした酷暑に、各種の値上げのうえ、年末の楽しみの生命保険などの各種控除すら奪われる恐怖のダブルパンチに苦しむ、ニホン国民。与党ジコウ党国会議員はマイマイナンバー利権むらがり、研修と称した海外旅行に浮かれて対策もロクに講じない有様。加えて、黄泉瓜新聞だの各種マスコミが報じないが、新型肺炎ウイルスもじわじわと感染再々再拡大の第9波だか、第10波だか押し寄せ、死者数も拡大。出生率は最低、死亡率最高という、滅亡フェーズに入りまくっていた。
当然のことながら、忙しくなるの、死者の国の入り口、ここ賽の河原では連日連夜、死者運ばれ、
「いやあ、もうアベノさんあたりから、ホント増えちゃってさ。特に、地獄行き。バカバカしい政策を支持するは、レイプ被害者だの真っ当な批判者を追い込むは、生きてるうちに鏡を見てほしいんだけど」
と愚痴るのは奪衣婆。三途の川で、裁きまちの死者の相手をしているのだが、ある時期、正確に言うとジコウ党アベノ政権当たりから、死者の数、特に恨み骨髄死者やら、罪が重すぎて数億年刑罰の政治家及び似非学者だのが増大したため、それを防ぐため、一時期、時の長官ガース氏ほかに忠告にいっていたのだが、結果はこの通り。本当は、自分や自分の上や周りが愚かで間違いで国民を苦しめ利権をむさぼり、野党の共産ニッポンだのレイワンだのが正しくて国民国家のためになる政策を主張しているのは、本当はよーくわかっているんですけど、プライドとか世間体とか意地とかが邪魔して認めたくないんだよう、認めたらお金がたくさんはいってこないしーという典型的ジコウ政治屋であるガース氏らは聞く耳持たず。これではダメだと、より怖い地獄の書記官に後を任せたが、現キジダダ総理はじめ馬の耳に念仏。やはり結果は同じようだ。
「まあ威勢のいいことやら、いい加減なこといって人をケムに巻く政治家やら、それにツッコミもせず持ち上げる主に西のマスコミがいけないんだけど、本人たちに無関心とか、自分のことも顧みずにネトキョクウになっちゃう方も責任あるよねえ。もう、これが嫌だったから、ガースさんだのに、忠告にいったのにさ、ホントに無駄…」
と、いいながら
「はいはい、あー“サヨクがー”ってさあ、新型肺炎ウイルス対策失敗してアンタが感染したのも、その無茶な働き方させられて、免疫力が落ちまくったのも、ジコウ党の政策のせいでしょうが。それとアブナイ添加物とか放置してるのもね。どっちかっていうと共産系の団体とかが食品とかはきっちり取り締まれとか言ってるし、違法労働とかの禁止とか訴えてるのはユニオンとかリベラル系だよねえ。まったく、そういう人たちを支持してりゃこんなことにならなかったのに、昔、共産系の頭のいい同期に言い負かされたトラウマでネトキョクウになって、働き盛りに独身で死んで、地獄行きになっちゃうんだから。アンタらの大好きな自己責任なんだから、閻魔様の前で変な駄々こねないんだよ」
と幼児のような屁理屈をいいまくる死にたてのネトキョクウをあやしていた。
「いやあ、今日も盛況ですねえ、奪衣婆さん」
と、呑気に声をかけたのは地獄の書記官。
「なんだ、店でもないのに盛況って、死者数増えてうれしいわけじゃないんだけど。しかも地獄行きがさあ。まあ、最近ネトキョクウも裁判に負けまくって身内から責め立てられ、ようやく反省してくれたりして刑が軽くなっているのがでてきたからいいけださ。あの三怪新聞のアビルコとか小説家モドキのモモタンとかは放置だからねえ、あいつらが来たらどうなるかと思うと頭痛いわ。あの似非知識人連中の罪を検討する時間で100人ぐらい裁けるからねえ」
「その死者数の件なんですが、一時的に増えるけど、あとは地獄行きが少なくなるのと、来年、再来年でどんどん増えるが一気には忙しくならないのとどちらがいいですか」
「何それ。ニホン国で大災害でも来るの。まあ、酷暑続きだし、豪雨災害とか大地震もくるっていうから、一度に起こったら、相当死者増えるね、確かに。結局、人は死ぬんだから、どちらともいえないけど」
「まあ、確かにそうですねえ。でも災害では地獄行きが激増するわけではないですから」
「なんか、死に方というか、さっきの質問だと地獄行きが激増するの?」
「まあ一気にいったほうが地獄行きは少なくなるかもしれませんね、罪が軽いうちに来てもらった方がいいですよ、バーバさんとか」
「えっと、ひょっとして、あのメイジの党の今の党首さん、バンバさんだがバーバさんだかのこと?あの初代ハシゲンとか、マツイダとかの斜め上をいくアレな人だっていう?」
「そうなんですよ。あのデマアホという有名なネットテレビ番組で調子に乗ったのか、“第2ジコウ党でいいとか”“共産ニッポンはいらない、なくなれ”とか言い出したものですから。ちょっと、様子見てこいと閻魔大王様にいわれまして」
「まあ、そうだね。共産ニッポンがホントになくなったら、死者が飛躍的に増えて、さらに地獄行きの社長だの政治屋だの、市長だのが増えるからねえ。今だって都知事のオオイケは地獄行き確定で、死ぬまでに重ねた罪がどれぐらいになるかだから。アレも知事にならなきゃ、数年おつとめで済んだかもしれないのに」
「それもそうですし。だいたい第2ジコウってことは、もっとひどくなるとか、“私2
軍です、さらに能無しの控えです“っていっているようなものなんで、どういうつもりか確かめてこいということで。2代政党政治の意味を間違えてるだけかもしれませんが」
「しれないじゃなくて、間違えてるよ。アメリカを代表するやつだと、共和党と民主党は真逆の思想だからねえ。2代政党制がいいんなら、ジコウ党と共産ニッポンか、ジコウ党とレイワンとかになるはずで、ジコウ党過激滅茶滅茶暴言暴力上等〇クザみたい政党が並ぶのはおかしいというか、ならジコウ党にとってかわればいいじゃん」
「まー、そのへんをご本人に、素面ではいうはずがないので、アベノ元総理をたらしこんだのと同じようにお酒の席でですね」
「うわ、宴会の席に乱入したの?いくらなんでも、党首さんが気の毒じゃない?書記官さんと喋ってるの、他の人にはわからないんでしょ。おかしな人だと思われたら…」
「いや、日ごろからの発言が、もう精神がどこかに飛んでると周囲では認識されていたようなので、あまり問題にはならなかったようですよ。仮想敵というか共産ニッポンの方々に突っ込まれた後にマトモに言い返せず、悔し紛れに酒席で論理破綻、支離滅裂な言い訳するのがいつものことだそうですし」
いろいろな意味で終わっているメイジの党の現党首との会話について話す書記官。奪衣婆は半ば呆れつつ
「で、真意はどうだったの?」
「まー予想通りというか。共産ニッポン云々はやはり突っ込まれまくりというか、メイジの党の悪行とかデマとか公約不履行とか暴くのは共産ニッポンなんで邪魔なんです、ということでしたよ」
「そうだよねえ、毎回デマ吐いて突っ込まれてるからねえ、ロクに反論できないから、自分とこに甘いというか同じ穴のムジナのネットテレビで管巻いてるんでしょうよ。奥さんに無駄使いを論破されて言い返せずに部下に八つ当たりしたり、スナックのママさんに甘えたりするアホな中年オッサンそのものって感じだねえ。まあ、あそこは若い女性もそんな感じだけど」
「老若男女問わず、頭のレベルというか、良心がちょっとアレというか、良識が無いというか身につかない方々はいるんですよねえ。私も長年地獄の書記官やってましたから、わかりますけど。しかし、武装した盗賊集団とか、時の権力者の対抗勢力とか、いっちゃった宗教集団とかなら、けっこうありましたけど公党でこれだけのアレなひとばかり集まるとはねえ」
「それは本来批判するはずのマスコミ連中も同レベルに成り下がったから、特に西では。でもジコウ党だって、政治屋世襲とか、それに類するとか、運がよく金持ちなったけど社会的貢献をすっかり忘れた連中ばっかりいるじゃない。そういうロクデナシ集団の二番煎じってことではメイジの党って第2ジコウ党というか、ジコウ党の品性マイナス集団ってことかもね」
「まあ、その辺は彼らも自覚してるようで、しょせん、自分らはジコウ党の財界利権とか世襲利権にはかなわないんで、そのおこぼれを頂戴したいというか。ジコウ党の支持率がおちてきたら、自分らにも政権回して、少しお茶を濁して、程よいところで政権返しますってふりしたいんですということらしいですよ、第2ジコウ党発言」
「は?思考能力ないんだねえ、その人。そんなの、政権獲ったら、ジコウ党の悪い習慣をまねして、閣議決定だの、国会軽視の真偽だので、自分たちに有利な法案通して、半永久的に政権握るに決まってんじゃない。オーサカ首都にしてカジノだの無理筋な国際イベントに金をつぎ込んで、東の民から税を取りまくるんだ、ダソナのダケナカと結託して、今以上に庶民をこき使うぞになるってのは、ジコウ党の世襲ボンボンでも理解できるわよ。まあ、前から暴言とかいい加減なこといいまくってたって、この間きたメイジの党員がぐちぐちいってたわ、なんたらチンキ発言やら、あの党のデマを鵜呑みにしたのを死んでようやく後悔しはじめたらしいけど」
「死ぬ前に気が付いてほしいですよ、メイジの党の支持者には特に。しかし、ジコウ党も人気がなくなったから第2ジコウ党に投票って、国民がそこまで愚かだと考えてるんでしょうかねえ」
「まあ、そう思ってもおかしくないでしょ。この状況じゃ。なにしろ地球の気温があがるー、今のアスファルトなんとかすべきだろう水を染み込ませて冷却効果もある素材もあるんだから多少高くてもそれに変えろ、ロクな効果もない大規模環状線道路だの施設だのマンションだの作って木を切るような真似はするな、太陽光シートとかの改良だの自然エネルギー開発に力をいれろ、ってさんざリベラルだの共産ニッポンだのが言い続けてたのに、無視して面倒くさいからジコウ党の今までの政策でいいよ、で時代遅れの開発だの石油利権偏重自然エネルギー冷遇し続けといて、今頃“なんで猛暑続く~”のとかぬかしてるんだから」
「まあ、あの地球温暖化を死ぬ気で訴えた北欧の高校生の方々の言ってることが全く正しかったんですし、それに耳を傾けずにアメリカでは一部摂氏50度ごえ、フロリダも危ないですからねえ。それでも気候変動対策やめちゃったドランプさんを支持してるんですからアメリカの人もアレですよねえ」
「あっちもHELL人口増えそうで嫌だわ、いっそドランプとかその支持者連中を先にどうにかという過激派悪魔とかがいるらしくて…ってまさか、最初の質問って」
「そうなんですよ。あの自称第2ジコウ党になりたいの方々がこれ以上アホなことをしまくる前になんとかしたほうがいいってことで。さっきいった国際イベントのために労基法無視して人をこき使おうって法案を通そうとしてますしね」
「そんなことしたら、西の死者は倍増どころじゃないわ。ウイルス対策大失敗でニホン国ダントツの死者だしたの忘れてんのかねえ。後遺症とかで苦しんでる人も多いし、医療体制だって駄目駄目だし。だいたい自分とこのイベントをゴリ押ししてるくせに、国だの他の県に金出してよとか上から目線で言い出すっていうのが」
「厚顔無恥というか図々しいというか。そういう輩ですけどね、初代から。あの人を野放ししたのが、今の結果ですから。まあ、死にかけた時ホントに一家、あの連中ごとウイルスでやってしまえば、こんなことにはという過激すぎる意見も獄卒から結構出てまして」
「要するにあの第2ジコウ党界隈を野放しにしてたら、死者数が爆上げ。しかも地獄行きも相当な人数に及び、ダケナカなんて宇宙の終わりになるまで責め苦、いや新生宇宙まで引き継がなきゃならないほどになるかもしれないんで、それならいっそ」
「アメリカ他の地震観測所でそろそろ巨大地震が起こるって話もよく出てますし。オーサカはかなり地盤が脆弱、淡路島も沈むことは間違いなしで、そのうえ酷暑に台風が来たら」
「まあ、メイジの党は壊滅だろうねえ、本拠地がなくなるわけだから。それで、未来の大規模人災は防げるけど、それだと一般人も犠牲になるし、それに一時的とはいえそんなに死者が来たら大変だし」
「アレに関係ない方々は夢のお告げだの、ある種の奇跡の偶然をいくつか起こすことで何とか助けられそうですけど、意外に人数少ないですから。それでも、死者がかなり出るというのはねえ。いくら罪人でもねえ、改心の機会も与えないというのも」
「でもさあ、ガースさんにしろ、キジダダさんにしろ、口をすっぱくしてお説教してもダメなんだよ。だいたいこの猛暑。もう数十年言い続けて放置した結果だよ。あの連中が反省するかねえ。確かに一度に大量死者はたいへんだけど、前の戦争のときのように、ここで待たせておくこともできるしねえ。あのときは日にすんごい数だったし、恨み節もすごかったけど、将来的にそうなるのを防ぐためでもあるし」
「そうなんですよね、ギジさんもアベノさんも反省してるんだか、してないんだかという感じですから。獄卒に怒られ焼き鏝をあてられて初めて反省したフリするぐらいで。あきらめたほうがいいのかもしれませんけど、しかし……」
国際イベント開催のため、ドバイサッカーよりも無理な工程を労働者に強制し、関係のない各都道府県にまで前売り券購入他の協力を強制し、予算の見積もりを大幅に間違えて安いどころかありえない高額になったんで国から補助金だして国民全員に負担を強制するというあまりにも無茶苦茶な自称第2ジコウ党=メイジの党の言動をどうとめられるのか。荒っぽいがイベントの準備が強行される前に強制地獄送りか、それともほぼ見込みゼロと思われるが、反省させて軌道修正の機会を与えるのか。死者数及び地獄行き数をいかに減らすか悩む地獄の書記官と奪衣婆であった。
いやあ、暑いですね。思考力もおちつつありますが、言うことがどんどんオカシクなっていく方々への疑問や批判的精神は持ち続けたいですねえ。そうしないと酷暑どころじゃなくなりますからねえ。