16/16
最終章:高橋哲哉教授談(4)
「・・・『人道に対する罪』という考え方は、二十世紀の人類が、惨憺たる経験を通じて、かろうじて手に入れた貴重な財産だといえるかもしれません。
重要なことは、『人道に対する罪の追求』が、倒錯した結果を引き起こすことのないよう、『目的』と『手段』、『方法』との関係について、十分に注意深くあることではないでしょうか。
人類としてけっして許されない犯罪は、どこの国で起こったものであろうと、時効なしに追求し続けるという『コンセンサス(= 意見の一致。合意。)』が、世界的に形成されつつあるように思われますが・・・国家の枠組みを越えて、それを具体的にどう実現していくかが、『二十一世紀の課題』になるだろうと思います。」
以上。




