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第13章:高橋哲哉教授とエイアル・シヴァン氏の対談(5)

 高橋教授談:

 「・・・あのう、アイヒマン裁判の場合にも、『人道に対する罪』の追求ということが、イスラエルの中で政治的に利用されてですね、それがイスラエル人による、パレスチナ人に対する非人道的行為を正当化するために使われる、という『文脈』が形成されたわけですけれども・・・それと、この『ユーゴの空爆』ですね・・・これもやはり『人道に対する罪』というものの追求をかかげて、空爆をするということだったわけですけれども・・・この二つのことの関連については、どういうふうにお考えですか・・・?」


 シヴァン談:

 「私は・・・空爆そのものには、反対ではありませんでした。ただし、空爆を行なった理由として、『人道に対する罪の追求』を持ちだしたことには反対です。

 アイヒマン裁判との、直接的な関係はよくわかりませんが・・・『人道に対する罪』という概念を、政治的に利用した点では、共通しています。

 アイヒマン裁判は、『アイヒマンが犯した罪』に対する裁判です。

 ・・・『東京裁判』でも、『ニュルンベルク裁判』でもそうであったように、人間を、『その責任について裁く』ということが目的でした。

 裁判で裁かれるのは『政治体制』ではなく、『人間』と『人間の行為』です。それは・・・政治ではなく、『司法行為』なのです。

 一方、空爆は『司法行為』には、なりえません。いくら正当化されても、しょせん、『戦争』なのです。

 ですから・・・空爆が、『司法』や『歴史がなすべき役割やくわり』をになうことはできないのです。」

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