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第10章:高橋哲哉教授とエイアル・シヴァン氏の対談(4)

 高橋教授談:

 「・・・で、こういう、現代社会の『普遍的ふへんてきな問題』があるわけですけれども、シヴァンさん自身の、その、おられるイスラエル社会の中でも、やはりそういう問題があると・・・。

 で・・・シヴァンさん自身が、'82年の『レバノン戦争』のときに、その、戦争の参加を拒否されたわけですけれども・・・そう、いわば、『不服従ふふくじゅう』の問題、ですね。それとの関連で、いわば、『あなた自身の生き方』との関連で、『アイヒマン問題』について、お話しいただけますか・・・?」


 シヴァン氏談:

 「・・・イスラエルでは、1982年の『レバノン戦争』のときに、アイヒマンの名前が出てきました。

 イスラエルは、レバノンを侵略して・・・ひどい殺戮さつりくを行ないました。 ・・・レバノンの、民間人を殺しています。

 それに対して、哲学者の『レイポビッチ』が、『イスラエル軍に参画さんかくしないように』という運動を組織しました。

 ・・・その際に、アイヒマンの名前が出てきたのです。アイヒマンのように服従していると、犯罪を犯すことになってしまう・・・だから、『不服従ふふくじゅう』が必要だ、と説いたのです。

 『服従』することが犯罪になるのだから、『不服従ふふくじゅう』の方が道徳的だ、という考え方です。

 ・・・それによって、本当の『道徳』を取り返すことができるのです。

 私自身、たしかに兵役へいえきを拒否しました。私の場合、レバノン戦争が始まる前から、軍隊には入らないことを決めていました。

 イスラエル軍は、レバノン戦争のずっと前から、『犯罪行為』をしてきた軍隊です。1967年の『パレスチナ占領』以来、イスラエル軍は、パレスチナ人を抑圧よくあつし続けてきました。 ・・・そんな軍隊の一部に、なりたくなかったのです。

 兵役を拒否した理由は、それだけではありません。私自身・・・兵役をしない方が、社会に対して、より良いことができる、と思ったのです。

 私の『個人的判断』の方が、『法律』より重要だったのです。」

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