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たいせいあるもの  作者: 小心者
1章 とふぎ
2/3

転換の日

嫌いな日(1話)大幅修正の為、先ずはそちらからお読みください。 


声をかけられた俺は、警戒しながら後ろを向く。するとそこには男と女がいた。男のほうは、ダンディーな感じがし、女のほうは社長に付き添う秘書のような感じがする。そう思ったとき男の方が口を開いた。


「君は見ない間にずいぶんと大きくなったものだ。ここまでの成長を見せると、に…」


「チイカイハ様」


と女が鋭い声で言うと男はしまったという顔になり


「おっとそうだった、今の君に自己紹介をするのを忘れていた。(わたし)は時空間調整者が一人、チイカイハ、君を勧誘しに来たのだ。」


と男が言った。あまりに意味の分からない状況の為、呑み込めない俺は


「は、何を言っている?時空調整者?なんだそれは」


と聞いた。すると男ことチイカイハが


「タイセイアルモノ君は今の状況をどの程度理解しているかい?」


と聞き返してきたため


「出来事が多すぎてあまり理解していない。」


と素直に答えたら。チイカイハは笑いながら


「ははは、君はあの頃からあまり変わっていないようだな。状況が分からないのなら仕方ない説明しよう。チカハ」


「はい、チイカイハ様。それではこれより(わたくし)、時間記録者チカハが説明させていたたきます。」


と女が言い。何もない空間から逆再生のようにファイルを手に出し、中をぺらぺら見ながら説明し始めた


「それでは、

さかのぼること1時間前、ジョグをしていたタイセイアルモノは体力残り40%を切ったため自動調整機能が作動。

近くの公園で休息をする。そこで【チンタ】の能力のある能力者キガと接触、キガはタイセイアルモノを見つけるや否や殺すと判断し、タイセイアルモノに近づき攻撃をする。

この時タイセイアルモノはまだ回復しきれずとっさの回避行動をとる。

それを感知したチイカイハ様が初代の力を使いタイセイアルモノを操り能力者キガを撃破し、現在に至る。

というのが、今までの大まかな流れです。」


「ご苦労チカハ。と言う事だ。わかったかいタイセイアルモノ」


「まぁ、さっきよりは理解できた。しかし、タイセイアルモノというのが理解できないそれは俺なのか?」


「あぁ、そうか君は忘れていたか。そう君こそが『たいせいあるもの』への挑戦資格のある『タイセイアルモノ』現世に5人しかいない選ばれし者、だから(わたし)は君を勧誘しに来たのだよ。タイセイアルモノ」


なるほど、この話を鵜吞みにすると 俺はどうやら選ばれし者らしい。だからその俺を勧誘しに来た と。俺は少し疑問があるため聞いた


「もし、勧誘を絶ったら俺はどうなる?」


「そうだな、(わたし)が助けた命だ。暴走するのを防ぐためにも、今ここで殺す」


と言うチイカイハから、すさまじく黒い何かかが溢れ出て、息をするのが辛くなった。どうやらここで断ると後が無いらしい。ここは素直に乗るとしよう。


「分かった俺はお前についていく。だからその何かを押さえてくれ」


というと


「懸命な判断だ。何、これくらいの【気】で音を上げてると先がつらい。まぁ訓練すれば問題ないだろうが…それでは行こう」

と言い。呪文を唱えた


【ケラヒ】


すると突如何処からともなく門が現れ、独りでに開いた。そして俺とチイカイハ達は門を潜った。

俺はこれからどうなるのだろうか。不安でいっぱいだ。


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