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たいせいあるもの  作者: 小心者
1章 とふぎ
1/3

嫌いな日

初投稿です。誤字脱字報告は歓迎です!



 秋も終わりに近づき少し肌寒くなった今日この頃、俺は帰りが早く、すこしウキウキした気持ちでコンビニに寄りビールと寿司を買って帰った。


 特段早く帰宅したからと言ってやることがあるわけでもない俺は食事と入浴をすませ早く寝た。今日はやけに全部早いなと思いながら…



 おはようございます。昨日寝るのが早かったからだろうか今日は久しぶりに早起きができた。太陽が昇るより早かったため、外はまだ暗いが、出勤するまで時間がありた。なので運動でもしようと外に出た。


 まずは軽くジョグで近場を走っていたら、太陽が出てきて辺りが徐々に明るくなった。少し遠くまで来たので近くの知らない公園へ寄った。早朝な事もあり公園は静かだった。

 

 しかし、何分かしたら早朝には似合わないチャラそうな青年が公園に来た。その青年は公園に来るやいなや辺りをキョロキョロと見渡し俺と目が合うと俺に向かって走ってきた。走ってきた青年は俺と少し距離を開け止まり


「お兄さん何してるの?」


と訪ねてきた。急なことだったので戸惑いながらも


「早起きできたもんだから運動をしている。」


と答えた。すると青年は不審そう


「本当に?」


と言う。俺は少し警戒をしながら『この青年はいったい何をしたいのか。』と考え


「君こそ何をしている。」


と聞いた。青年は笑いながら


「僕にそれ聞く。」


と言い


「お兄さんはいつまでしらばっくれるの?」


と聞いた。何について聞かれたのか分からなかった為、俺は


「何について?」


と聞き返した。するとうんざりした顔で青年は


「この時空帯にいるって事は お兄さんも 能力者なんだよね。」


と言われた。しかし俺は何を言われたのか意味が分からず戸惑っていると、青年は


「そこまで隠す必要はないと思うんだけどな。」


と、一人言いながらサバイバルナイフを握り襲いかかってきた。俺はその急な行動に戸惑いを深くしながらもギリギリで交わし、青年から距離をとった。すると青年は


「ほらやっぱり、お兄さんも能力者じゃん。じゃなきゃ僕の技は 躱せないよ」


と青年は間合いを詰めて、何度も俺に斬りかかって来る。


 すると急に俺の体は言うことを聞かなくなり、俺は青年に手で銃の形を作って向けた。次の瞬間、戸惑った顔をした青年は


「ノモか!?」


とつぶやいた。瞬間、悔しそうな顔の青年は跡形もなく消えた。俺は一瞬何が起こった分からなくなり、呆然と立ち尽くした。徐々に俺の体は言う事を聞いてきて、安堵していた。

 

そんな俺の背後から男の声がした。


「やぁ、タイセイアルモノよ」



改訂2022062007:48 大幅修正

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