適当5
また、五十音順の奴が来ると思った?
違うんだよなぁ。
高評価、じゃないわ。
まだまだ、何なら話が思いつく限り永遠に続くから多分。
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「お前さ、友人の為に死ねる?」
ソファで寝転がりながらジャンプを読んでいた慎也が問いかけてくる。
「突拍子もないな」
「まぁな」
少し考える。死ねるか、極端な話だな。
「パターンオブパターンだな」
「ケースバイケースな?全然違ぇよ」
そうそう、それ。
的確な突っ込みだ。実質辞書。持つべきは成績優秀な友だな。
「んで?ジャンプ買うためにマガジン買うの辞めれるかだっけ?」
「いや、一気に日常レベルまで持ってくんな。悩むけど。友達の為に死ねるかだよ。よくある心理テスト方式で行くか。あなたとあなたの友達が川で溺れています。そこに一人用の船が一つだけあります。どうしますか?」
「俺も溺れてんの?」
「うん」
そうか、そういうのって普通俺先に乗って助けに行くんじゃない?
どうやって乗るんだよ。
てかどっから来たんだよその船。
「俺が船乗ってそいつに船にしがみついてもらって全力で泳がせる」
「あはは、良いね。友達の為には死ねないと」
楽しそうに笑う慎也。
狂ったか?
「当たり前でしょ」
「あはは、薄情な人間だなぁ」
「そもそもおかしんいだよ。そいつが本当に友達なら俺が死ぬことがそいつのためになるわけないでしょ。どうしても死ななきゃならないなら俺はそいつの友達をやめて死ぬ」
俺は死後の世界なんて信じてないからつらいのは生きてる方だ。
どんだけ無念だろうが何だろうが、死人はどうしようもない。
せめて生きてる奴らの負担にならないように死ねってこったな。
「......」
急に黙ってこっちを見てくる慎也。
俺十分地文で繋いだはずなんだけど。
少ししてやっと慎也が口を開く。
「何イキってんの?」
「いや、俺珍しく真面目に答えたんだが」
「あっそ」
あいつから聞いてきた癖に興味なさそうな感じにしやがって。せっかく良いところだったのに一巻からの謎が。
「たまに言うことに納得しかける。ひねくれてて屁理屈こねてるだけなんだろうけど。逆張りキッズが。お前はどうせ友達を船に乗せるよ」
慎也が何か俺は知ってるぜ的キモイムーブをしている気がするが一巻からの謎が解決しそうでしなかったもどかしさでそれどころではなかった。
下の方にある星の奴で評価してくれると嬉しいです。
感想とかレビューも受け付けてるはずなんでよろしくお願いします