8話 ロシアとウクライナがこの世界を壊した
ソドム
「そうですか
この瞬間ですか 私が欲しかったのは」
ライドウ
「お前…旅立つのか」
ソドム
「はい
だから私が削除される前に
あなたの世界を壊します」
ソドムはライドウを抱きしめる
ライドウ
「な…!?
おいおいお前男だろ
俺はそういう趣味じゃねぇええええ!」
ソドム
「違いますよ
私はあなたの一部へと昇華されるのです」
ライドウ
「なんだ…俺の殺食欲が
こんなに強欲に…?」
ソドム
「そうです
勿論それはあなただけの力ではありません
私は自身の中にソウルを埋め込みまくりました
それは暗黒欲です」
ソドム
「しかしその暗黒欲は渦巻いている暗黒欲ではありません
それは被害を被った人たちの暗黒欲です
暗黒欲に巻き込まれた人々の嘆きを聞いてください」
その瞬間、ライドウは心を奪われるようだった
それは絶望や憎しみそうしたネガティブな感情全てがさらけ出されていた
それがどのようにして起こられたものだったか分かったし
暗黒欲という呪力がどれだけ危険なものかも理解した
ライドウ
「やばい 俺の殺食欲が抑えられない」
ソドム
「それでいいんですよ」
ライドウ
「分かっていたのか このようになる事が」
ソドム
「そうだよ 私は君をずっと探していた
世界は今とてつもなく暗い時期に達している
何故か分かるか?
お前と酷似した欲望に塗れたものが破壊の限りを尽くしているからだ」
暗黒欲がこの世界を動かしている
暗黒欲によってロシアが核ミサイルを放ち
ウクライナ世界を巻き込んで
そうして第4次世界大戦が幕を開いてしまった
ソドム
「荒れ果てた荒野から湧き出てきたのは
その暗黒欲に塗れたトップから
被害を被った人々の暗黒欲だ」
ソドム
「更なる暗黒バズ効果に達して
そうして今に至る」
ライドウ
「ふざけんな 冗談だろう?」
ソドム
「暗黒欲がそれらを叫んでいるからこそ本物だと感じている」
ラーチンとバラバラスキーが世界を暗黒欲にもたらした
世界を己の欲望の為に混乱を招き入れてしまった