3話 呪力概念に伴う電脳世界
ライドウ「ここは一体」
二人が転送されたのは信号のように色々な光を照らした蛍光が沢山飾り付けてある
そこに黒い背景 夜の背景が映り雨が降りしきっていた
ソドム「ここは雨女の呪力概念です
電脳世界に着ている訳です」
ライドウ「電脳世界に何でいるんだ」
ソドム「雨女は自身の内に注がれる災厄を恐れている
そうして臆病になりこの電脳世界に潜んでいるのですよ
電脳世界とは呪力を持った人間が使う
自身の世界観の事ですよ」
ライドウ「俺の中にも
電脳世界はあるのか?」
ソドム「えぇありますとも
あなたの電脳世界には皆がいますよ」
それを聞いて安堵するライドウ
ライドウ「だが…これだけ景色が真っ暗闇だと照らされたベールの中だけを歩く羽目になるのだが」
ライドウが見ているのは蛍光の事だ
そこには光に包まれる形で一本道が存在している
それ以外の道を行く事を阻んでいるようにも感じられる
ソドム「まあ、ここは雨女の電脳世界ですから
雨女の気に沿った都合に合わせましょう」
ライドウ「じゃあ合わせなかったらどうなんだよ?」
ソドム「ライドウ君の殺食欲が暴発した時と同じになるでしょうね
ここはいわば彼女の検定試験のようなものです
その先に彼女は待っている 私はそう感じますよ」
ソドムはどこからともなくカードを手に持ち
それをシャッフルする
カウンティングの上手い素振りで
それを投げ込む するとそのカードが生き物のように生態化し出す
ソドム「私の呪力は拒絶結界とお話しましたが…
拒絶の力に比例して私は自身の記憶領域にあるカードを持ち出す事に成功したのです」
ソドムは自身の電脳世界が記憶領域から来るものだと仮定して
そこからカードの拒絶を行い続けた
ソドム「おかげで私はカードの記憶を忘却しましたが
こうして新しくカードの概念を拒絶をする為の具材に選んだ記憶と共に
具現化する事に成功したのです」
ライドウ(こいつが俺を記憶から排除した時
俺は…どうなる?)
怖くて聞けなかった
見知らぬが、今では最も近しい存在であるからだ
その存在の忘却がライドウは今は怖い
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生態化カードは様々な担当をしていた
ダイヤが探索係をして
エースが前を歩く
自動的な探索能力に匹敵していた
ライドウ「便利な能力だな
しかし雨女は何故この電脳世界で
そして何をやっている?」
ソドム「雨女の災厄はね
自身から発せられる呪力ですよ
この世界でも存在し続けているでしょう?」
ソドムは上を指を指す
ライドウはそれでやっと理解する
ライドウ「雨が降っているのに
雲そのものが無い」
ソドム「そうです
これは彼女に課せられた呪いです
それがメタコードである事を知った彼女は
自身を呪い そして人を呪いました
その災厄で彼女は一応力を発揮して来ました
畑を耕し、砂漠に水を、雨の恵みを齎したのです」
ソドム「ただ、彼女の温もりは満たされないのですよ
これが呪力を持った人間が陥る負のスパイラルなのです」
ライドウ「スパイラル…ね
俺にもそのような考えが頭から離れないよ」
その殺食欲による衝動を今でも思えば
嘔吐感に苛まれる 地獄である負のスパイラルを感じたくは無かった
ライドウ「ここに電脳世界で住むって事は…」
ソドム「そうです 彼女は負のスパイラルに住んでいる
つまりとても危険な状態なのです」
大雨となり雷が現れる
二人は走る
ライドウ「先に言えよその解答を」
ソドム「ははは ライドウ君がちっとも笑わないからです
まだお若いのですから、仏頂面では浮かばれませんよリトスさんも」
走るソドムの肩に生態化カードが着地する
探索された場所へと走り続ける
真っ暗闇の中で雷だけが光を照らす
薄っすらと見えた光には別の何かが映るが
ライドウはそれを見る事が駄目な事だと理解していた
ライドウ(だってこいつが前しか見ていないからだ
ソドムは好奇心旺盛の反応を示す
だけど、雷で照らされた何かを見なかったのはおかしい
それとも…俺だけに見えるのか?)