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「成程・・・魔法が得意でイチマツという使い魔を造ったと言うことは、ジンのお父様が魔人だった訳ですね?」
「そうだよ。でも、主は道化師のような悪い奴じゃ無かったよ。寧ろ魔人の自分じゃ色々混乱が起きるからって、態々山奥に住んでたし、近くの村に買い物行く時は欲しい物のメモと代金を入れたバスケットを持ったボクが行くか、ボクが護衛について主の奥さん・・・つまり、ジンのお母さんが行くかと言うように、徹底してたからね」
そう一松が言えば、ランスは納得したように頷く。
うん。ありがとう、神様。上手く誤魔化せたみたい・・・。
とか思って居たら、今度はロックさんがこの話に興味を持ったらしい・・・。
「なぁ?」
「うん?」
「今の話からすると、ジンの母親は父親とは種族が違うって事か?」
腕を組み、一松に問うた。
ソレを一松は頷いて肯定する。
「これは外部では大きな声で言えないんだけどね?ジンのお母さんは人魚だったんだよ」
「 ?! 」
「人魚?!」




