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頭の中で、明日することのリストの中の一番上に犬笛改善を追加した。
「あの、ジン?」
「なんですか?ランス」
頭の中で明日の計画を立てていると、ランスが遠慮がちに声を掛けてくる。
「前から思っていたんですけど・・・貴女は何故、事ある毎に猫であるイチマツに頼るのです?」
「 !! 」
コテンと首を傾げるランス。
しまった・・・ランス達に一松が喋ることを話してはいても、彼の中に私を転移させた神様が居ることは話していない!
脳をフル回転させ、良い言い訳が無いかと思案する。
「彼が翻訳の魔法陣付きの首輪で喋れることは知っていますが、貴女は完全に猫に頼むような依頼では無いモノを彼に頼んで居ますよね?」
「ソレは・・・えっと・・・」
「ソレはボクがただの猫じゃなくて、ジンの使い魔だからだよ。ランス」




