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突然の改稿すみません。
ページの少ない今のうちに一頁の文章の量を減らしたかったのです。
管理しやすいように自分がパソコンで書いてるものと同じページ数にしたかったのです。
すみません・・・orz
「だから、いつも言ってるだろ?シュテン。『スヴィー』って呼ぶな!」
「えぇ~?いいじゃん。別に。スヴィーがこんなにちっちゃい時から、俺割とずっと『スヴィー』ちゃんって呼んでたよ?今更、変えるなんてメンド…否、ちょっと待った・・・」
ピタリと言い争いを辞め、此方に視線を向ける二人の男に、私は見覚えがあった。
嫌な予感的中である。
緑色の長い髪を一つに纏め、狩ったのだろう魔物に血抜きの処理をしていた『魔王』…シュテン・アルヘイム
と、
彼の傍でむくれているのは、中央に紫色の大きな宝石の付いた黒い布で目元を隠した金髪エルフ、シュテンの二代目秘書官である『魔眼持ちエルフ』…フレディ・スヴァルトアルヴだ。
「こんにちは。俺の領地では見かけない顔だけど・・・旅人かな?」
瞬時に戦闘モードに入るフレディを片手で制し、シュテンは笑顔を崩さず此方に問いかける。
彼のこういうところ、キチンと設定つけておいて良かったと心底思う。
フレディのように、問答無用で斬りかかって来られても困るしね。
シュテンの設定考えていた時の自分、グッジョブ。
なんて脳内でひとり自画自賛しながらも、さて、ここをどう切り抜けようかと小さく息を吐く。