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「さて、冗談はさておき・・・これも貴女を守る為です。諦めてください。前に話した通り、この街の獣人の何割かは・・・」
そう言いつつ段々尻すぼみになるランスロットに、私は何を指しているのかを察した。
半分とはいえ、魔人・・・オマケにシュテンのもとを離れたとあっては、私がどうこうの前に元サバナの住民は心が休まらないわけだ。
「あー・・・成程、だからアルヘイム様は自分達を騎士団寮に留めたかったんですね・・・そこまで考えが及ばず、申し訳ないです」
「いや、三騎士にとって、あの寮の部屋が手狭なのは事実だろうし・・・」
「そこで私の出番というわけです」
中へどうぞ。と、門を開けてくれるランスロットについて、彼の家の敷地にへとシュテン達と入っていった。
「スヴィーは俺の家だし、ルートは彼女と同棲中。アクセルの家でも良かったんだけど、アイツん家は既にソマリとコラットが居るからな」
「お手数をおかけしてすみません・・・」
「いえ、私も騎士団についての相談相手が出来るので構いません。それに、貴女と三騎士に頼みたいこともありますし、騎士団寮を離れてくれるのは私としても都合がよかったんです」
〖ソレはどういう意味だ?〗
【場合によっては、俺達が容赦しないが・・・?】
グルゥっと唸るアーチャーとランサーに、ランスが慌てて説明を付け加える。




