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「皆、お疲れ様。先ずは一週間分の報告から聞かせて貰おうかな?」
群れの新しいアルファであるブレットと彼の番いであるルーシーを先頭に、綺麗に隊列を作って座っている月狼達に私はそう言ってニッコリと微笑んだ。
そうして群れを代表してブレットが私の質問に応えてくれる。
『了解した。まず、ジン達が捕まえてくれた以降、この森で盗賊は見なくなったな。此処を通りかかる冒険者の話をこっそり聴いていると、どうやらアイツらが捕まった事によって、この森にいる月狼やアルヘイム領に手を出すと、生きては帰れないと言う噂が流れているらしい。後、最近アルヘイム領に来る商人の数が多くなった。多分この間会ったルキウスが言っていた、来月に有ると言う領主殿の誕生日の関係だろう。とは言え、さっきの噂が効いているのか、何か不穏なモノを持ち込んでいそうな奴も居ない。ただし、この森を通過して東の門から入った奴に限るが・・・』
「うん。大丈夫。その話は門番のカガリさん達からも報告が来てるから、何か有れば自分達が対応することになってるよ。何時も目を光らせてくれてありがとうね!」
『いや・・・』
「それ以外は何かある?」
『そうだな・・・否、今のところは無いな。何かあれば、此方から連絡を入れよう』
「うん。お願いね。頼りにしてるからね?ブレット。勿論、他の皆も」
ブレットを撫でながらそう答え、他の狼達を見た。
「さて、では皆がお待ちかねの報酬の時間と行きましょうか!」




