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アルヘイム領外 東の森
「この辺かな?ランサー、皆を呼んでくれる?」
ストンと乗り心地の良いアーチャーの背中から降り、私はランサーに頼む。
【分かった】
コクンと頷き、ランサーは大きく一度遠吠えをする。
そこから三十秒ほど待って、今度は三騎士以外の狼の遠吠えが応えた。
〔今近くに居るから直ぐに来るそうですよ?ジン〕
「了解。じゃぁ何時もの報酬を用意して待ってようか」
〔はい〕
シュルンと人型になったセイバーと共に、アイテム袋から先程買ったばかりの肉を出していると、複数の獣の足音がする。
「来たかな?」
「そうみたい・・・」
足音の聞こえた方へと顔を向ければ、丁度月狼の群れが十三頭現れた。




