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「それにしても、まさか皆それぞれの武器を極めるとは思わなかったよ・・・」
〖まぁ、恩もあるし、ジンの役に立てる程度には扱えるつもりだ・・・〗
【アンタの計らいで『同盟』として雇用されている他の月狼達と違って、俺達は直属に入ったからな】
〔この身体に慣れるいい運動にもなりましたしね〕
「私はモフモフな狼姿も好きだよ?」
〖【〔知ってる/ます〕】〗
「ジンの浮気者~」
両手で思いっきり毛をワシワシしているジェスチャーをしていると、背後から非難の声が掛った。
お遣いに行ってもらっていた一松である。
「一松、お帰り」
「ただいま」
「どうだった?」
「注文書、ちゃんとおいてきたよ?」
「了解。ありがとう」
するりと肩に登って来た一松をひと撫でしてお礼を言うと、そう言えばと彼に問うた。
「これから三騎士と何時もの『見回り』に行くけど、一松も行く?」
「うん。行く」




