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「だって、相手が隙だらけだったし・・・」
確認を取るようにランスに名を呼ばれ、スヴィーちゃんは肩を竦めて見せながら答えた。
「・・・そうですか・・・」
それがどうした?と、小首を傾げるスヴィーちゃんにランスは諦めたように溜息を吐いた。
「そう言えば、ランスロット様?」
「何ですか?ジン。というか、前から思っていたのですが・・・私に『様』は不要です。それに『ランスロット』も長いでしょう?短く『ランス』で結構ですよ」
「ではランスで・・・」
「はい」
「え?何ソレ、ズルい!」
「「 え? 」」
「ジン、俺も!俺も『スヴァルトアルヴ様』じゃなくて『フレディ』がいい!!」
ガバリと背中に勢いよく抱き付いてきながらスヴィーちゃんが便乗してきた。
否、二人とも呼び方長いと思っていたから短くしていいならそれはそれで助かるんだけど・・・。
「・・・えっと・・・?」




