5/716
1-4
「まぁいいや。じゃぁ名前はペンネームから取るかな・・・『扠烙 訊』からで『ジン・サラク』ってことでどうかな?」
「それでいいの?いつも使ってる方の名前じゃなくて?」
「うん。まぁ、樹の方だと完全に日本人っぽいじゃん?」
「まぁ、そうだね」
「この世界観には合わないかなって・・・」
「だね・・・まぁ、『一松』の時点で最早今更だと思うけど」
「確かに。あ、そう言えば・・・自分日本語以外喋れないんだけど?」
「ん?嗚呼、そうか。この世界・・・」
「うん」
「了解。じゃぁ共通語は勿論、全種族の言葉を分かるようにしておくね」
「お願いします。あ、後護身用に銃か日本刀が欲しい・・・」
「魔法使えるよ?」
「まぁそうだけど、一応・・・」
「じゃぁ両方用意してあげる。取り敢えず先に日本刀ね」
最低限必要なものを次々と用意してくれる神…改め一松に心の中でとても感謝した。