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「・・・どうしても駄目ですか?」
「貴女にはイチマツが居るでしょう?彼も十分モフモフではないですか」
「え?当たり前じゃないですか。私が毎日綺麗に一松をブラッシングしてるんですよ?毎日最高のモフモフです」
「だったら狼は必要ないでしょう?」
「必要あります。一松じゃ私は乗れないです」
「ジンは狼に乗りたいのですか?」
「だって、乗れる程大きいんですよね?」
「まぁ、大きいですね。貴女の体格で有れば少し小さめの月狼でも問題ない程度には大きいかと・・・」
「じゃぁ、やっぱり飼うしかないですね?」
「『じゃぁ』の意味が分かりませんし、そこで話が最初に戻る意味も分かりません」
「ねぇ。ランスロット様ぁ~?」
「絶対に飼いませんよ?」
なんて、言いながら午前中の訓練時間は過ぎて行った。
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