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可笑しいな・・・
ランスが段々ツッコミ役に・・・
この世界にはそんな生き物が・・・って、未来の私が自分で造ったんだろうけれども・・・。
しかし、ソレを抜きにしても月狼・・・
是が非でも、
「解体…じゃない、飼いたい!」
「・・・はい?」
「ランスロット様、私その狼?を一匹飼いたいです!」
「・・・は?」
ランスに『何を言っているんだコイツは?』という目で見られました。
いや、見られています。現在進行形です。
「ジン。私は少々疲れているようです。耳が可笑しくなったみたいなので、もう一度だけ聞き返しますね?今、何と?」
「月狼が飼いたいです!!」
「駄目です!何言ってるんですか?馬鹿なんですか?貴女は私の話をちゃんと聞いていましたか?」
「失礼な!ちゃんと聞いてましたよ?綺麗な大きい狼なんですよね?もう飼って、抱き付いて、モフモフするしかないって事ですよね?!」
「ジン、貴女自分の都合のいい所しか聞いてませんね?彼らには『知性』が有ると言ったでしょう!!」
「え?ランスロット様、先程『賢い』とは仰ってましたが、『知性』があるとは初耳ですが?」
「言葉の揚げ足を取らなくて良いんです!言い方が違うだけで同じ意味ですよ!!」
眉間にしわを寄せ、頭を抱えたランスロットが溜息と共に私のツッコミに苦言を呈した。




