43/737
3-6
「ひぅっ⁈スヴァルトアルヴ様⁉」
「休憩中の癖に一人で楽しそうだな?」
どう見てもスヴィーちゃんだった事実に、絶望の悲鳴を短くあげた。
ニヤリと不敵に笑い、(目元が隠れているので恐らく)此方を見ているであろう視線が突き刺さる。
「あ、えっと・・・」
「お前、本当に体力が底ついたのか?スゲー余裕そうに見えんだけど?」
シュテンが傍に居ないせいか、父親を意識していた敬語が外され素になっていた。
つまり、口調がすんごくガラ悪い。怖い。
それでも何とか口元に笑みを浮かべて答えた。
「考え事するのに体力要りませんからね」
「男を右と左で入れ替える遊びが、『考え事』か?」
「うぐっ‼」
「まぁ、別に俺には関係ないから良いけど・・・」
そう言いながら、何故かストンと私の隣に座るスヴィーちゃん。




