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「ジンは、二度寝が出来るように身体を動かしただけだからね。訓練とは思ってないんだよ」
ふと聞こえた否定の声。
足下に視線を下ろすと、一松が居た。
「 !? 」
「・・・猫が・・・」
「喋っ・・・た⁈」
順にランスロット、アクセル、グントラムの感想。
あれ?そう言えば、一松が喋るって話、してなかったなぁ・・・
なんて、考えながらこれは知られてもいいのか?と一人様子を見ていると、一松は首輪に通訳の魔法陣があるのだと告げた。
成程っと、私も三人と一緒に納得していると、改めてアクセルに声を掛けられる。
「そう言えば、急に話が変わったから目的を忘れてたよ~」
「目的、ですか?」
「そう。ジン、この二人に会うの初めてでしょ~?」
「・・・そう言われてみれば、そうですね・・・すみません、ご挨拶が遅れました。自分はジン・サラクと申します。新しい家を見つけるまでの間、アルヘイム様の元でお世話になります。よろしくお願いします」




