20/737
1-19
次で一章目が終ります。
アルヘイム領 ガラス細工の街『オーガ』
アルヘイム邸 騎士団寮
「ちょっと、アルヘイム邸を大きく設定しすぎたかな?『領主の館』というより『お城』だよね。規模が・・・」
シュテン達に連れられ、シュテンの家というか屋敷に連れて来られた。
先程の宣言通り必要な手続きは全部シュテンがやってくれ、私が自分でしたことと言えばこの領地での永住権を買うためにお金を払ったことくらいである。
最も、そのお金も予め一松が用意してくれていたものなので自前とは言えないかもしれないが・・・。
そうしてアルヘイム邸内にある騎士団用の寮の一室を与えられた。
一通りの説明と案内を受け、与えられた部屋のバルコニーから外を眺めながら冒頭のセリフに戻る。
実際目にしてみれば、領主の館よりも王城に近いものだった。
いや、まぁね?騎士団の寮まで完備させちゃったんだから、狭い訳ないんだけども・・・。
それでも、想像以上の大きさに、思わず固まってしまったことは記憶に新しい。
「でも、まぁアレか?今は『魔王』様だし・・・ある意味此処も『魔王城』ってことで・・・うん。気にしないことにしよう」
「何を気にしないの?」
「うひゃっ⁈」
一人、無理矢理納得していたところにかかる声・・・一松だ。




