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丁度フレディが彼らを呼びに行ったのと同時刻。
間引きの為に狩った魔物の解体作業をしていたアクセル達。
一息入れようとアクセルが両腕を上にあげて身体を伸ばしていた時だった。
「あ・・・」
ガツンと手に当たる硬いもの。
「うわっ⁈」
背後から聞こえたそんな声と共に、アクセルと彼と一緒に解体作業をしていた騎士数人の頭上に魔物の血が降り注いだのだった。
血抜きを終えた魔物の血を処理するために、溜めた血を運んでいる最中の悲劇である。
「・・・ソレ、完全にお前が悪いじゃないか!アクセル」
「あは。やっぱりそう思う?オレもそう思ってるんだけど・・・その、血を運んでた騎士がすごく落ち込んじゃって・・・」
どうしよう?とシュテンに問うアクセル。
成程、だからアクセルを含む数名だけが血塗れだったのか・・・
「どうしよう?じゃないよ。自分で考えろ。全部お前が悪い。それよりも彼女、ジンは俺の客として領地に連れて帰るから誰か先に戻って門番と俺の屋敷に連絡入れといてくれない?」
「ソレは良いけど・・・ホントに良いの?」




