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本当に、この人の『危機感』は何処に消えたんだ・・・?
さて、そんな会話をしているとフレディがアルヘイム騎士団の第二小隊を連れて帰ってくる。
先頭にフレディ、その一歩後ろをアクセル、その二人に続くようにアラン、カイ、パトリック、ルキウスと第二小隊の面々が続いていた。
そして何故かアクセルを含む何名かが血塗れである。
「うん?嗚呼、本当に居たんだねぇ」
魔物の血をべったりと体中に付け、馬鹿デカい長身の男が見た目に反して凄く緩めな口調で話しかけてきた。
シュテンの従兄にして、第二小隊隊長である鬼人のアクセル。
「フー君が、凄く拗ねながら事情話してくれたんだけど・・・」
「拗ねてないです。あとその呼び方止めて下さい」
「何?まだ拗ねてたの?スヴィーちゃん」
「だから、スヴィーって呼ぶな」
他の騎士たちの前であるからか、フレディの先程までのような感情的な反論は鳴りを潜めた。
とは言え、アクセルやシュテンの呼び方にはきっちりツッコミを入れていたのだが・・・。
「初めまして。俺はアルヘイム騎士団第二小隊隊長のアクセル・カークランド。シュー君とは従兄だよ~」




