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まぁこの時間軸だとシュテンは勿論、彼の政治補佐と彼の騎士団の参謀役を務めるグントラムは結婚ないし、お付き合いしている女性が居るはずなので、ソレは脳内の中でも魔法で隔離、ロックを掛けた場所だけに留めてやりますけども・・・。
「まぁ、お前が幾ら反対しようが、反抗しようが、構わず連れて行くけどね。スヴィーちゃん、アクセル達を呼んできて。帰るよ」
「・・・・」
「スヴィー?」
フイッとそっぽを向くフレディは、どうやら拗ねているようだ。
自分の意見が通らなかったことに拗ねているのか、それとも「人を見かけで判断するな」と怒られたことに拗ねているのかは不明だが、身体が大きくなったとはいえ、案外彼もまだまだ子供なのかもしれない。
「・・・全く、子供だなぁ・・・『フレディ』、オーガに帰るから、別のとこで狩ってるアクセル達呼んできて!」
おっと、予想がどちらも外れていた。
拗ねていた理由は、名前だったのか・・・。
などと心で感想を呟きながら、今度はちゃんと呼び行くフレディの背中をシュテンと一緒に見送った。
「さてと、見苦しいところ見せたね・・・」




