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二周目 17

アーロン一家が俺の元にやってきて、一週間たった。

どこかの魚人海賊団のような名前だが実によく働いてくれている。

まず、村の外れにウサギ小屋と綿実油の搾りかすを貯めてスペースを作らせた。

魔の森にいた時は広いスペースに放し飼いの様にしていたが、ここは人間の住む世界群れると怖いので小さいスペースをいくつも作り飼育することにした。まさにウサギ小屋だ。

完成したころを見計らって村の狩人にホーンラビットんの生け捕りを依頼した。

狩人は魔物を飼うということに忌諱を示していたが、金と領主の息子と言う力で押し切った。

アーロンとアヴァンとエヴァンに養兎のことは任せ、時間の空いている時には村の周りの荒れ地を開墾させた。

リリーはザカリーたちと一緒に剣の訓練、勉強をさせていた。

母親のロザリーは一家のサポートに回した。

少し心配していたホーンラビットの餌だがやはり綿実油のカスで何とかいけた。

これで餌代を掛けずにやっていけそうだ。


更に、時が過ぎホーンラビットは子供を産んだ。

更にさらに、時が過ぎホーンラビットが増えたところでホーンラビットの糞を集めアーロン達が開墾したところに糞と綿の種を蒔く、俺の考えではホーンラビットの糞に混ざる微妙な魔素と栄養で綿花は育つのではないかと考えている。綿花の生息している湖の周りはここより、ほんの少しだけ魔素がが多いような気がする。それを栄養と一緒に補填してやればきっとうまくいくはずだ。


そして、一年が過ぎるころにはホーンラビットの養兎は軌道に乗り始め黒字化し始め、もう一年たったころには養兎は完璧に利益を生み村の周りには綿花の畑が広がり始めた。


人が足りない・・・・


村の人たちがなかなかこの事業に参加してくれない、親父殿に頼んで強制してもらってもいいのだが、子供のうちからあんまり領民の反感買いたくない。

どうしてもホーンラビットに忌諱感があるようだ、この世界の魔物に対する恐れは体に染みついたものだろうか、でも、ホーンラビットの肉は食べるんだよな。

俺のホーンラビットによる村人レベル上げ計画がうまくいかなくなる。

アヴァン、エヴァン、りりー、ロザリーに屠殺さしてみたらある一定まではレベルが上がったように感じられたので効果はあるようなんだけど、アーロンはすでに高レベルだったみたいだったので変化はなかった。

レベルを上げて体力の底上げしてもアーロン一家だけじゃ厳しいか。。。しかも、ロザリー妊娠したみたいだし。


綿花の方だけでも村から人を出してもらうか・・・


仕方がない奴隷を増やそうか、俺は二年で貯まった金をほとんど吐き出して奴隷を10人程購入しようとエルウッド商会に連絡して、奴隷商に確認取ってもらうと、いま、良い人材がいないようだった。でも十代前半で体力もスキルもない少年少女たちが20人ほどいて、それならまとめ買いでお安くしますよとのことだった。

一気に20人は。。。。。キツイ


瞬時に頭の中で計算する。


20人かぁ。。。村の人口が一気に数パーセント増える。

資金面では多分大丈夫だろう、ホーンラビットの魔石が結構利益をあげている。

食料は大丈夫か?

エルウッド商会が運んでくる分だけで賄えるか?


一気に勝負を掛けるか。。。


アーロンの失敗が頭をよぎるが、俺どうせ領主の息子だしダメでも俺の金がなくなるだけだからいいだろ。何事もやらないと始まらない。


俺は奴隷の購入を決めた。




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