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二週目 13

エルウッド商会のダン会頭が帰った後、俺は親父殿によばれた。

親父殿は苦笑いしながら、俺に話しけける。

「ジュード、お前、あれやり過ぎだぞ。」


俺は、エヘヘと笑いテヘペロ的な感じで親父殿に頭を下げる。

「申し訳ございません、でも当家をというか僕のことを少しナメているような感じだったので、そんなにナメないでくださいという意味もこめてやりました。しかし、あの男すこし顔に出しすぎなところがありますね。この先、当家が大きくなったとき一緒に大きくなってくれるか不安ですね。」


「そういえば良いのか、権利の確約をエルウッド商会にやって、俺の代のときはエルウッドとズブズブでよいと考えているからいいけど、お前は他とも取引したいのではなかったのか?」


「あれはあれでよかったのですよ。ほかの商会に口利きしないだけで自分でやらないとは言っていませんので、それにエルウッド商会はある程度は当家につくしてくれていますので少しぐらいの権益があってもよいでしょう。当家が大きくなればいくつか取引を増やせばよいですしそうすれば権益を確保している自分に気づき納得してくれるのではないでようか。所詮、人の価値観なんて相対的なものですから比べるものがあって初めて納得できるのでしょう。なので僕のときはエルウッドをある程度優遇しながらおれ自身の商会をメインに他にいくつかの商会を入れていこうかと考えています。今の事業だけではなくいろいろ考えていますのでもう少し僕と当家が大きくなったらその話しを考えていいのかなぁと、思っています。」

まあ、現状、辺境の小さな村でしかない当家にそれほど力はない。エルウッドもこのことを考えて上手くやれば俺は折れるしかなかったのに本当に心配になってきた。でも、親父殿はエルウッドだけでOK的な感じだし俺まだ子供だし・・・・・・


はぁ~~~

俺は大きなため息を付く。


「ジュード、大きなため息とついてどうしたんだ?」


「いや、何でもありません。僕はまだまだ子供だなぁ~って、思っていただけす。」


「おいおい、お前はまだまだ7歳の子供だぞ、俺はエルウッドとお前が交渉しているのをみてホントか!!って思ったし、見ていてダンが可哀想だった。ほどほどにしておいてやれよ。」


「はい、ほどほどに。。。。」


「そういえば、お前ももう七歳だそろそろ剣か槍をはじめるか?」


「いや、、、、、、僕少し忙しいので。。。。」

俺はしおらしく応えれる。


「お前、なに僕、無理的な感じで話しているんだいまさら子供ぶってもって。。。子供だけど、、、駄目だぞ。これは決定事項だ。端くれでも貴族の一員であるからには兵を指揮することや領民を指導することもあるだろう、そのときに弱弱しい領主では信頼は勝ち取れん。明日から早速、ジョナサンについて武術をならえ。」


・・・・・・


「わかったな!」


「はい、判りました。」

まあ、仕方だないか。。。。俺の日課が一つ加わった。。。。




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