一周目 51
「うぅ、、、」
俺は戦いの最中に気を失ってしまったようだ。
俺は周りを確認する。
ここは割と広めの部屋で装飾類はまるでない。
木の箱や壺がいくつか置かれているほかに大きな剣が一振り有る以外には何も見当たらない。
そして俺は藁のようなものの上に動物の毛皮が敷かれておりその上に寝かされている。
「生きてる・・・死んだかと思った。」
誰もいないのに言葉に出てしまった。
大体ここ何処だ?
建物の中にいるってことは戻ってきたってことか?
若しくは敵の建物を接収したのだろうか。。。
ファラスさんそんなかんじですか?
『分かりませんよ私だって、マスターが気を失ってしまえば私も活動できませんからねぇ。』
そらそうか、
俺は一応体の無事を、どこか欠損はないか骨を折っていないか、ちゃんと手足は動くか何処か体が痛くないか、確認しておく。
「よし、問題ないようだな。」
俺は立ち上がり天井を見上げる。
あ~~~~~~~っ!!
『どうしたんですかぁ、急に』
いや、お約束を忘れて。
『お約束って??』
『知らない天井だ。』ってつぶやくのわすれた。
『しょ~~もな!!!』
あれ?ファラスさん、『しょ~もな!』って関西の人ですか??
『関西の人ってなんですか?つまらないことを言ってから突っ込んだだけですけどなにか??』
突っ込んできただけで関西の人みたいだけど、まあいいか。。
俺は気を取り直し部屋をでる。
部屋の外は俺の見知った場所だった。
やはし、戦いが終わった後、俺を街に連れ帰ってきたようだ。
『次郎、目が覚めたぞ状況を説明しに此処に来い。』
すぐに次郎が走ってこっちに向かってくるのが見える。
「真幸様、お目覚めですか。」
次郎が跪く。
「ああ、いま目だ覚めたところだ。状況を簡潔に説明してくれ。」
「はい、かしこまりました。」
次郎の説明によれば、今回の戦争は圧勝だったようだ。
こちらの損害はゴブリンジェネラルと戦ったオークとリザードマンが少し被害が出たのと、ホブゴブたちが少しぐらいだそうだ。
俺の指揮がもう少し早ければ損害はもう少し被害は抑えれたかもしれないが仕方がないか。
太郎は無事ゴブリンキングに進化して今は敵の村で戦後処理を行っている。敵のゴブリン達は自分たちの王を倒した太郎を新たな王を認めたようでおとなしく従っているとのことだ。
吸収したてきのゴブリンはメス、子供のゴブリン合わせて約800、しかし、上位のゴブリン達はほとんど殲滅してしまったので戦力の増強は望めないが労働力と今後のゴブリン勢力の拡大に貢献しそうだ。それになにより近くに大きなゴブリンの大きな村がなくなったことで俺の街の安全性が猛烈に上がったような気がする。
このあと敵のゴブリン村をどうするかだが、ここまま太郎に統治を任せるかそれとも俺の街に連れてくるか、どうしたものだろうか。
どう思うファラスさん。
『そうですねぇ、いまの場所じゃゴブリン達を労働力として使うには距離的に遠すぎると思いますしマスターから離れてしまいますと食料やら統治の仕方やらでゴブリンの子供の損耗率があがってよくないとおもいます。』
じゃあ、俺の街に移住させた方がいいのか?
『それだとマスターの街のゴブリン率が上がりすぎてしまい他の種族とのバランスが悪くなってしまいますねぇ~』
じゃあ、どうすればいいだよ!
『少しは自分でかんがえてくださいよぉ~。』
いいじゃないのぉ~
『ダメよ~ダメダメ!」』
・・・・・
・・・・
・・
『冗談はさて置き少しはご自分で考えてくださいよぉ。』
そこを何とかなりませんか
『仕方がないですねぇ、一番簡単方法は新たにゴブリン村をマスターの街のそばに創ることですねぇ。これだと今いるマスターの街の魔物たちとの軋轢は最小限に抑えることが出来ますし、労働力の確保や子供たちの育成もしやすくなるとおもいます。まあ、問題もあるとは思いますがこれが一番無難ですかねぇ。』
なんだよ、常識的な当たり前のかいとうだな、なんかもっとくれよ!
知識の魔神なんだろ、なにかチートなアイデアとかないのかよ、簡単にゴブリン達がなじんで街を大きくしたりすごい勢いで発展していくアイデアなんかないのかよ・・・・なんかおくれよ!!!
『子供ですか、いい大人なのですからそんな子といわないでくださいよぉ、そんなに簡単に発展できるのならウルド様もマスターをこの世界に連れてきたりしませんよ。そんな事言うともう意見を言いませんよぉ。』
そうえば質問に考えてくれるって珍しくないか?
まぁ、答え自体は平凡そのものだけどね。
『一言多いですよぉ。』
っで、何でですか?
『それはですねぇ~、どうしようかなぁ~教えちょおうかなぁ~やめようかなぁ~どうしようかなぁ~~。』
メンドくさい。。。
『メンドくさいってなんですか。』
もういいよわかったから。
『えぇ~、うそだぁ~』
ホント!レベルが上がったからだろ、今、ステータスチェックしたらレベルが9になってたよ。
『ちぇ~、でもこれは知らないでしょ』
ファラスがそういうと。。。
俺の目の前には俺を助けたあの女神がたっていた。。
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