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一周目 50

オーク・リザードマン部隊はゴブリンジェネラルを取り囲んで交戦中である。

ゴブリンジェネラルは大きな戦斧を振り回して、オーク・リザードマン達を近づかせないように戦っていく、しかし、多勢に無勢、ジワジワと手傷を追っていく。まあ、こちらの方がやられている数が多いんだがバタバタとオークとリザードマンが倒れていく。。。。

オークが戦斧で切り倒された時を狙ってリザードマンがゴブリンジェネラルを槍や剣で切りつける。その切りつけたリザードマンをオークをやった勢いのまま戦斧で切り裂く、そこを、オークが襲い掛かる。その繰り返しでジェネラルを追い詰めていく。。。

倒れてしまった者たちをホブゴブたちが回収して手当てに回る、折角、魔法があるのだからなるべく助けたい、本当は囲んで魔法や矢で体力を削ってから止めを刺したかったのだが接近して囲んでしまうとフレンドりファイアで味方に被害が出てしまうし、ゆるく囲むと包囲を抜けられてボスの援護や後衛部隊が狙われるかもしれないから仕方がないのだろうが。。。まあいいか、仕方がないものは仕方がない。

ゴブリンジェネラルについては何とかなるだろう。


問題はこちらだ。

ゴブリンキング。。。文字どうりゴブリンの王である。すべてのゴブリンを従えていくゴブリンのカリスマでありその体は強靭にして俊敏、このキングは魔法は使えないようだが知力も高く周りも良く見えているようだ。太郎も俺にテイムされていなければキングに従属してしまっていたかもしれない。

兎に角だ、シリウスのスピードについていってしまうような相手にこちらがどうやって攻撃を当ててるかだが。

俺はシリウスと太郎に念話(テレパシー)を送る。

『俺がキングにシム〇後ろ(必殺技)を使うからその隙をついて、一斉に攻撃してみてくれ。』

そして、俺たちは三方からキングに近づく。

俺はシリウスと太郎に目くばせし。。。


『おい、後ろ!!!!』

一瞬、キングの動きがとまり後方に注意が行く。

すかさず太郎がキングに切りかかる。キングは大剣で太郎の剣戟を受け止める。しかし、同時に襲い掛かったシリウスの攻撃は避けることが出来ずにわき腹に傷を負う。

致命傷にはならないがこれを続けていけば倒せることが出来るだろう。


何度かシム〇後ろ(必殺技)をたかって戦ったいたがついにその時が来た。


『おい、後ろ!!!!』

俺がシム〇後ろ(必殺技)を使った瞬間、キングは俺の方に突進してきた。

ついにシム〇後ろ(必殺技)が聞かなくなったのだ。

しかし、俺はビットスナイプ同時四発で迎え撃つ。

キングも流石に学習したのだろう、俺がシム〇後ろ(必殺技)を放つ瞬間を見越して俺に攻撃を仕掛けてきた。

だが、それも俺の想定内だ。

俺は瞬時にビットスナイプ迎撃す。。。る?

キングは顔面の一発だけ剣で防ぎ、後の3発はそのまま直撃を食らいながら俺に向かってくる。


え~~っ、止まらないんですか~~~!!


やばい


太郎は俺とキングの間に割り込もうとするが間に合わず、シリウスは横から攻撃し突進を止めようとするが攻撃を受けたまま構わず俺につっくんでくる。


キングは俺の目の前にたどり着き大剣を振り下ろす。

俺の膂力ではキングの大剣は防ぎきれないだろう。


これが男の・・・・【サイキックシールド(鉄板)】!!


俺はキングの大剣をかろうじて防ぐ、その間に太郎が俺とキングの間に割り込みシリウスはキングに攻撃を掛け続ける。

キングはすでに満身創痍だが、致命傷には至っていない。

キングに俺が弱いのがばれたから、これからは俺を集中的に狙ってくるだろう。

俺にMPが多く残っていればサイキックガードで防ぎながら攻撃していけば何とかなるだろうが、もう俺のMPはそう多くない。

ジェネラルの時のように数で押すか。。。でも、これは半端ない被害が出るだろう。

となると、高火力で致命傷を与えるしかない。

俺は考えをまとめシリウスの方をちらりと見る。


シリウスは俺の意図に気づいたのだろう。首を無理無理無理と振り尻尾を丸める。


『シリウス、俺達にキングに一撃で致命傷を与える手段は【絶・天狼抜〇牙】しかない、嫌でもやるこれは命令だ覚悟を決めろ!』


覚悟を決めたのか、シリウスはすこし俺の方を睨んだあと、高い木にトップスピードで走っていき一気に駆け上がる。そして、駆け上がったところで木をける。シリウスの脚力と落下の力が加わりすごいスピードでキングに襲い掛かる。


あのシリウス(バカ)何も考えずに向かっていってもキングに攻撃が当たる確率低くなるだろうに、嫌だから早く終わらしたかったのだろうが迂闊すぎる。


ちぃっ。。仕方がない。


絶・天狼〇刀牙


シリウスは高速で回転し始め完璧な円形になる。


これが当たればどんなものも切り裂くことが出来るだろう。


当たればだが。。


キングは危険を感じたのだろう受けずに避けようとする。

しかし、その都度、俺は微調整する。

これが二人で攻撃する強みだろう附間で見て攻撃することが出来る。

キングは避けるのを諦めたのか大剣を地面に突き立て防ぐ構えをとる。


無駄だよ、その剣じゃこの絶・天狼抜〇牙(攻撃)は防げないよ。

俺は剣ごとキングを真っ二つにするためにそのまま攻撃をぶつけた。


大剣は絶・天狼抜〇牙を受け止めることが出来ず真っ二つに切れる、そして、そのままキングに向かっていく、、、、はずだったが、

キングは剣にぶつかった瞬間を狙って絶・天狼抜〇牙(攻撃)を避けた。


避けたがシリウスは上手くキングの後ろに着地した。

いいぞ、チャンスだそのまま攻撃しろ。

だが、シリウスは攻撃することなくそのまま目を回して倒れる。

キングはシリウスの頭を踏みつぶそうと足をあげる。

俺はシリウスに近づきサイキックガードでシリウスを守る。

キングの足が空中で止まる、そこを、太郎が剣で攻撃する。

キングは太郎の攻撃を左腕で受け止める、剣は左腕に深々と食い込むが切り落とすことが出来ずそこでとまる。キングは振り返り右手て太郎の首をつかみ放り投げる。

すかさずキングを俺に襲いっ掛かってくる。

サイキックガードはクールタイムのため間に合わない。

シリウスは気絶し太郎は遠くに飛ばされここにいない。ほかの魔物たちも近くにいないし。。。。


無理だなこれは、、、


キングが俺に近づいてくる。


あっ、俺死んだな、と思ったそのとき、俺とキングの間に何か割り込んできた。


キングはそいつに殴りかかる。

そいつは殴りかかってきたキングの右腕を虫けらか何かの様にのように払いのける。そして踏み込みそのまま手刀でキングの右腕を切り落とす。

そいつはさらに近づきキングの両膝を蹴り飛ばし逃げることの出来ないように両足をつぶす。

そいつは遠くに倒れていた太郎を呼びキングに止めを刺すように指示をだす。そうだった、ゴブリンキングに進化する条件の一つがキングをたおすことだったっけ・・・

そいつが振り返り俺のほうに向かってくる。

すらっと伸びた長い足に健康的な太もも、くびれたウエストに程よく出た胸、背中まで伸びたつややかな黒髪、そしてなぜか、ハイソックスに短いギンガムチェックのスカート、白いブラウスに真っ赤なリボンどこの女子高の制服ですかといういでたちだ。

そいつは腰を抜かして倒れている俺の前に屈んですわりそっと微笑む。


あれれ。。。天使でですか?


いや、女神さまでしょ、、、


そのまぶしい笑顔を見ながら俺は気が遠のいていくのを感じる。


そして俺はそのまま意識を失う。


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また、この拙い文章をご覧いただきありがとうございます。

これからもこの拙い文章をお読みいただけると幸いです。

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