一周目 46
次郎が進化してから多分3,4年たっているとおもう。
ステータスを確認すると55歳になっていた。
見た目的にはここに来た時とあんまり変わっていないような気がする。多くの魔素を身体に取り込んでいるせいか日本に居る時よりも元気だ。っていうか、若返っているような気がする。
レベルはあまり上がっていないけど体力的には二十歳のころよりあると思う。レベル制のステータスって便利だと思う。
俺の魔物村てきにはかなり規模が大きくなってきたと思う。
大体、1500規模になってきて村というより街に近いようになってきた。
種族も増えて、ゴブリン、コボルト、ウルフはもちろんだがオーク、リザードマン、ハーピーと亜人系の魔物はほぼ配下におさめた。
あと、めぼしいのは、オーガ、ザギハンぐらいだろうか。
次郎系の進化も何匹か生まれた。
もちろん、コボルトのメスも一匹進化したが。。。。。俺の思っていたものとは違った。
人面犬?って感じで、わんこの顔が人間によって来た感じだ。さらに残念なのは体つきがグラマラスな事だ!!せっかくのボディがあの顔じゃ。。。。。なえる。
あっ、でも、安心してください。
ケモ耳でしたよ。。。。意味ないけど。
うれしい進化もありましたよ。
ハーピーです。
ハーピーなんですよ。
ハーピーが進化したら、『マジ天使!!』って感じになりました。
しかも、童女なんです。
一部マニアの方にはたまらない感じに仕上がっています。
小柄な体格にくびれのない腰、そして微妙に膨らみかけたお胸、空を飛んでいると下から見上げたら見えそうで見えないぐらいのパンツ(パンツかどうかは不明)。もちろん裸な訳じゃありませんよ、白い羽のようなものがワンピースのようになっていて、白いワンピースを着た美少女が羽を生やして空を飛んでいきます。
ああ、これカードゲームとかになってキラキラ光るカードになって出てきたら高額になるんだろうなぁ・・いいなぁ~って感じです。でも、名前もないモブな存在なので残念。あと、ハーピー進化して賢くなったといっても元が元なのでいまいち使えません、せっかくの飛行ユニットがもったいないです。
おっと、大事な家族を忘れていた、シリウスですよシリウス。
シリウスは2段階ぐらい進化してさらに大きく素早く動けるようになりました。はっきり行って俺の配下で最強です。俺を乗せて移動できるぐらいの大きさになりました。落ち着いたらシリウスに乗って人の住む街に行ってみても良いかもしれません。背中に乗っているときのモフモム感がたまりません。ワンコ最高です。もちろん、シリウスにも家族が増えて俺の配下の中でも高機動力をもつ部隊として活躍してくれています。
太郎と三平はまだロードとチャンピオンのままです。でも、進化の要件はファラスさんが教えてくれたのでいずれ進化できそうです。
オークからは進化固体なしです。
リザードマンからはハイ・リザードマンに進化した個体が結構強くて、【竜一】という名前を与えリザードマン隊を統率させています。鱗が生えた人間って感じです。
食料面に関しては、かなりの進歩がありました。
ジャガイモ畑についで小麦の栽培に成功しました。
ハーピーが何処からか小麦の穂を持ってきて、ファラスさんの知識に頼って小麦畑を作ることが出来ました。収穫量はまだ少ないですが来年あたりからはパンも食べることが出来そうです。
そして、野生の根菜を見つけたので品種改良をしてニンジンのような根菜にしあげるこが出来たのでニンジン畑を作りました。でもこのニンジンモドキなんですがホーンラビットの好物だったらしくニンジン畑がたびたび襲われる事件が起こりました。ニンジン畑を守るために罠を仕掛けるとホーンラビットが次々と掛かり貴重なたんぱく源となりました。そのうち何匹かを土魔法で高い塀をで囲った檻を作りニンジンを与えて飼っていると繁殖に成功してウサギ牧場ができ安定した食料とないました。
食料が安定供給されると次は住むところです。
ファラスさんの指示で簡単な木の家を建てていましたが、進化して高度な土魔法を使えるものがでてきたので石で壁を作り木で屋根を張るという形のおうちを簡単に作ることが出来るようになり、安全に休む場所も出来つつあります。
この世界の人間の村よりはしっかりとした街並みとなっています。
ただし、貨幣があるわけではないですし」他から人間が来るわけではないので、商店や宿泊施設はありません。それを踏まえても結構、区画は整理されていてよいのではないでしょか。
あと、衣食住の衣ですがこれはあまり問題はありませんでした。基本魔物たちはそのままで平気ですし、進化した者たちも獣の皮を適当になまして貫頭衣のようなものを着ています。
村はの全容は泉を中心に住居を作りその周りを、ジャガイモ畑や小麦畑、ニンジン畑、ウサギ牧場がある感じです。いずれは鳥の魔物を生け捕りにして卵もゲットしようと考えています。
コボルトの住んでいた洞窟から鉄鉱石取れたのでファラスの指導で製鉄、鍛冶を行いお粗末ながら武器の製造も始めました。量産はまだ出来ませんが結構な戦力アップです。
ファラスさんの知識に大変助けられました。ただ、ファラスさんの知識を使うには俺が媒介しないと使えないので文字に起こし残しておいた。もちろん、紙なんかないので木簡を使い記録しておいた。
文字の読めるものたちは木簡を見たり、拠点に残されていた大量の蔵書を見たりしていろいろなものを製作していった。
俺が言うのもなんだけど、結構、革命的な進歩を遂げているような気がする。これで俺の役目も終了だろう。魔物たちが辺境の人間たちより文化的な生活を送っているこの状況こそ世界の進歩の第一歩だと俺は思う。
ファラスさん、ファラスさんの本体づてでウルドちゃんにもう十分なんじゃないかって聞いてもらえませんか?
『いいですけど、メールがあるんですからご自分で聞かれてはいかがですかぁ?』
お忘れかもしれませんが着信拒否されております。
『そうでしたねぇ~、じゃ、きいてみますね!』
『聞いてきました!』
はやっ!
『マスター為に頑張りましたぁ。えぇ~とですねぇ、結論から言うとまだ駄目だそうです。平和で文化的な生活をする魔物たちは確かに革新的だが所詮少数のコミニティ、何かに襲われれば直ぐに終わってしまう状況にある。しかも、存在するのが魔の大陸だからいつ消えてもおかしくない、そのコミニティが無くならない位の勢力になれば考えるそうです。』
判りましたよ。
無くならない位おおきなコミニティにすればもどれる可能性があるっていってるんだな?
『そうですよ。。。たぶん?』
なんで、疑問系なんだ?そうとしか取れない内容だったけど。
とにかく、大きく強くしていこう。
それには、当面の脅威である太郎のいたゴブリンの群れから侵略していこう。あそこの群れはここより大きいから吸収できればかなり規模が大きく出来るだろう。
それにあの規模の群れが近くにあったら危なくってしょうがない。。。
「さぁ、戦争をしましょう!」
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