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一周目 42

コボルトキャプテンが従魔となり、戦闘は終了した。

俺はコボルトキャプテンをチラッと見て「お前、今から【三平】な!」と声を掛ける。


三平は畏まり俺に礼を言ってくる。

「早速の命名ありがたき幸せ、これからは命を賭して主に仕えたく思います。出来ますれば御名前をお聞かせしていただけないでしょうか。」


「俺の名前は小野寺 真幸だ。これからお前はコボルトをまとめて率い、ゴブリンたちと連携して俺を守ってくれよ。」


「畏まりました真幸様、真幸様の為にこの森を支配できるように働いてまいります。」


いやいや、森なんか支配したくないし、ただ、死にたくないだけなんだけどなぁ。。。。。


『いいじゃないですかぁ~、マスタ~』


なにがいいんだよファラスさんよ。


『だって、この森から魔物を支配してこの世界を変えていけばいいじゃないですかぁ~』


無茶いいなさんなよ、この森の魔物を支配してって簡単言ってくれるけど、現状、ゴブリンやコボルト相手にしても勝ちかねるんですけど、もし仮にこの森の支配に成功して魔王的何かになったとしてもこの森の絶対的強者になっただけでこの世界に変革を起こしたことにならないんじゃないかなぁ。其れだったらウルドちゃんが初めから最強の竜なりをこの世界に生まれさせここを支配させれば済む話だしね。だから、そういうの求めて俺をこの世界に連れてきたんじゃないと思うんだよ。。。。


『じゃ、なにを求めていると思うんですかぁ?』


え?あのウルド様(ウン娘)の考えていることなんか判るわけないじゃん。


『そうですよねぇ~、判ったら其れに向かって努力しますよねぇ~~~って、ウン娘(ウンコ)ってこれからこれから先、絶対に言わないでください。ウルド様と私の本体のヘイトがたまっていきますよぉ~。』


って、お前さんはウルド様(ウン娘)じゃないのかよ。。。


『私はあの二柱と違ってウルド様(ウン娘)じゃあ・・・り。。。。ま         』


どうしたファラス?


ファラスさ~~~ん!!


『申し訳ありません、私こそウルド様(ウン娘)でした、ですのでもう二度と言わないでください。お願いいたします。コレこのとおりです。』


このとおりって言われても、見えてないし、、、でも何かとんでもないことされたのだろう想像はできないが一発で心折れているところを見ると、、、、、なんか、ごめんな。。。。


『どうかお願いします。』


わかったよ、口調が変わるほどなんだな、なるべく言わないようにするよ。


『絶対です!!』


ハイハイ、ワカリマシタ。


『きぃ~~~~~~~~~~』




まっ、ファラスは放っておいて戦いの後の処理を急ごう。まずは、イシスの治療してコボルトの巣のお宝を接収して、コボルトの息の残りを確認、怪我をしていれば治療する。

あとはなにしとけばいいファラスさん?


『きぃ~~~~~~~~~』


だめだ、まだ直ってないスキルが人格なんか持って自立しちゃいけないな肝心なときに使えない。


『でも、話し相手ができて嬉しいでしょぉ~』


まあなって、復活しているんならちゃんと答えろよ。


『大体そんなものでよいので放置しましたぁ。』


ああ、さいですか。

俺は早速、作業を始める。イシスの治療でほとんどのMP持って行かれてしまったので、三平と三郎と四郎が相手していたコボルトリーダーは軽くヒールを掛けて翌日以降に持ち越した。

コボルトの巣にはたいしたものはなくガッカリだ。

そして、三平と女、子供合わせてやく20匹のコボルトたちが居たので俺の拠点でコボルトたちの住むところが確保で出来次第呼び寄せることにした。


ところでコボルトって何食べるんだ?


『コボルトはゴブリン同様雑食なので何でも食べますよ。』


そうか、じゃ拠点で取れるジャガイモで大丈夫か?

でも、量が足りるだろうか?


『大丈夫ですよ、魔物は大気中の魔素を取り込んでエネルギーに変えますからこの森に住む魔物たちは少しの食料で生活できますよ。それにマスターのところのジャガイモは魔石を肥料に育ててるので魔物たちには栄養満点です!』


そうか、それなら大丈夫だな。

それじゃ、帰るか

「シリウス、太郎、帰るぞ!!」


そして、拠点に戻り翌日からコボルトたちを向かえる準備を始める。

ゴブリン達に命じて木を切り倒し土地を確保しさらにその木を利用して簡単な寝床を作る。さらにジャガイモ畑を広げたりと忙しくしていたがジャガイモが一回収穫できるころにはコボルトたちを呼び寄せることが出来た。

ゴブリンとコボルトあわせて約40匹程度か、まだまだ俺の安全には程遠いが少しずつ大きくしていこう。せめて、太郎が元いた群れに対抗できるぐらいにはならないとなかなか安心できないな。

数もそうだが質も上げて生きたいしな、どこかの中将閣下に「戦いは数だよアニキ」とか言われそうだが圧倒的火力の前には対抗しきれないしな。

ということで、ここに居る魔物たちをなるべく効率よく進化させていこう。

まずは、居動力のあるコボルトたちに哨戒させていけそうな敵を見つける。

そして、シリウス、太郎、三平を軸に下の者たちをレベリングさせる。

そうすれば進化して進化したもの同士の子供はもともと進化したクラスで生まれてくるから群れ全体がクラスアップしていくはずなんだけどいけどうですか、ファラスさん?


『時間は少し掛かりそうですかですがいけると思いますよ。』


そうか、じゃあ暫くはそんな感じで頑張っていくことにしますか。


こうして時間だけがどんどん過ぎていく俺生き残っていけるか?がんばれ俺!負けるな俺!!






心が折れそうなとき大変励みになりますので、もし、面白い、応援してあげようと思えればブクマ・評価よろしくお願いいたします。

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