表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
40/115

一周目 40

コボルト二匹を従魔にした俺は、ゴブリンの群れと作った時とおなじ手順でコボルトの群れを作ろうと考えた。まず、二匹のコボルトの首にロープを巻き他のコボルトと間違えないように区別した。そして、二日に一度、コボルトを5,6匹連れてくるよう命じて二匹を群れに帰えす。友釣り戦法の発動である。

二匹のコボルトには進化したら名前を与えるからがんばれと伝えるとがんばって仲間を連れてきた。それでいいのかとも思うが魔物だしそんなものかもしれない。

しばらくそれを繰り返していくを二匹は無事進化してコボルトリーダーになることで出来た。

早速、こいつ等に名前を付けよう。

ゴブリンたちには太郎、次郎、三郎と付けていったから、、、、


う~~ん


少し考えたがいい名前が浮かばない。ゴブリンの後に五郎、六郎と付けていくことも考えたけどなんだか紛らわしいような気もするしなぁ。。


『名前をつけるのお困りでしたら、私がお手伝いいたしましょうかぁ』

ファラスは俺に話しかけてくる。


ファラスさんよ、何かいい名前あるのか?


『もちろんですよ、知識の魔神たるこの私ですから知識には自信があります。古今東西、英雄の名前とか如何でしょうしょうか?』


山手線ゲームみたいだな。。。。

でも、コボルトに英雄の名前ってどうなんだ?すぐに死んじゃうフラグになならいか?


『大丈夫ですって、死んでもまた新しくティムすればいいだけじゃないですかぁ~』


そういう問題じゃないだろうに・・・・


『ためしに【ジークフリード】とか如何ですか?』


ジークフリードかぁ、、、なんか、UFOロボに乗りそうな名前だな。


『ジークなんて呼んじゃったりしたらかっこいいかもしれませんよ。』


やだ、絶対呼ばん!


『何でですか?』


ジークと呼んだらジークと呼んでいいのアンネロ○ぜ様だけだとか怒られそうじゃないですか、ファラスさん!


何処のジークですかそれ!!


どちらにしてもすぐに死んでしまうかもしれないのにそんな名前付けたら死んだとき悲しいだろ。


『じゃぁ~どうするんですかぁ~』


もう、、、一平、二平でいいや、、


「おい、お前、今から【一平】な、お前は【二平】な!!」

俺は指をさして名前を付ける。


コボルトは名前がついて嬉しいのか嬉しくないのか微妙な雰囲気で佇む。やはり、いいか加減に付けたのが判るのだろうか。とりあえず名付けの儀式はこれで終了だ。


コボルトリーダーになると少しだけ知能があがって俺の言うことが大分理解できるようになってきた。

俺はコボルトに群れの様子を尋ねた。

コボルトによると、ここに大勢連れてきたおかげで群れのボスのコボルトキャプテンが一匹とコボルトリーダーが一匹、それと普通のコボルトが5匹、メスのコボルトが10匹と子供が15匹いるだけらしい。


そうなると、戦えるものはボスを合わせても7匹か。。。。。


ボスだけ何とかすればそのままこの群れ制圧できるんじゃないか?


どう思う?ファラスさん。


『たぶん、可能ですね、ただ、コボルトキャプテンは結構強いですので気をつけてくださいね。』


どれくらい強い?


『そうですねぇ~、レベルにもよりますがゴブリンロードと同じぐらいです。この群れはあまり大きくなさそうなのでゴブリンロード成りたての太郎でも何とかなるかもしれませんよ。』


俺じゃ、無理??


『マスター、あまりレベル上がってないですからねぇ~単独では危険ですねぇ~』


結構強くなった気がしていたんだけど、まだまだか。。。。でも、太郎とゴブリンたちで囲めば何とかなるか。

よし、やってみるか!


「一平、明日の今頃ここにゴブリンたちを引き連れてここにくるから、お前の群れに案内しろ、二平は俺たちが着たら何とか巣穴からボスをおびき出してこい。わかったな。」


なるべく、メスと子供はそのまま支配下に起きたいので巣穴から出さないように二平に指示を出しておく。出来ればコボルトリーダーと普通のコボルトも確保しておきたいけど無理だろうか。。。


俺は自分の拠点に帰り太郎、次郎と打ち合わせをする。

拠点には次郎とメスと子供を残していくこと、残り約20匹はコボルトの群れの制圧に向かうことにした。


「次郎よ、メスと子供たち、そして、シリウスの子供たちを頼んだぞ。今日はひっそり何もせずじっとしてろよ、もし危険が迫ったら戦わずばらばらに逃げるんだぞ、わかったな!」

ばらばらに逃げれば最悪全滅はないだろうからな。


「判りました、留守はこの次郎におまかせください。」

次郎はようように頭を下げる。

 

次の朝、俺、シリウス、シリウスのイシス、太郎、三郎、四郎、他ゴブリン約20匹でコボルトの群れに向かった。途中、一平と合流し群れの巣穴の前までは難なく来ることが出来た。


俺は一平を巣穴のほうにやり、入り口で騒がせる。

うまく二平がやってくれればコボルトキャプテンだけが先に出てくるはずなんだが、うまくいくか?


入り口から黒い影が飛び出てくる。

コボルトリーダーだ。コボルトリーダーは左手に小型の盾を持ち、右手には剣を持っていた。そのあとを。。。。。。


のそりのそりと、、大きな影が動きコボルトキャプテンが現れた。


体格は太郎より一回り大きく、全身は濃い体毛で覆われすごく硬そうだ、鋭い眼光であたりを見回し、持っていた大剣を地面に突き刺し俺たちに向かって雄たけびを上げる。


雄たけびは振動となりまわりの空気を振るわせる。


其れを聞いたゴブリン達は身をすくめ震え上がる。ああ、駄目だコレは数でどうにかなるとかじゃないな。動けそうなのは、俺、シリウス、シリウスのイシス、太郎だけだ。。。


思ってたより強敵そうだけど大丈夫か?

そう思いながら先制のビットスナイプを打つ。


こうして、戦いの幕は上がった。。。。。。




心が折れそうなとき大変励みになりますので、もし、面白い、応援してあげようと思えればブクマ・評価よろしくお願いいたします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ