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一周目 38

やっと、文字数10万字に届きました、もうそろそろ1周目も終盤です。

心が折れて一周目で終わってしまうかもしれませんが、一周目だけは時間が掛かっても書き上げますのでなにとぞ最後までお付き合いお願いいたします。

太郎に頼んで次郎に付けるゴブリンを2匹ばかり用立ててもらった。

そして、次郎と二匹のゴブリンにジャガイモ畑の管理を任せることにした。ゴブリンたちにも名前を付けようともおもったがなんとなくすぐ死んじゃいそうなのでやめておいた。


ゴブリン達は割りとまともにいうことは聞いてくれた。畑の耕し方を教えれば教えたとおりにできたし、どんぐりを拾ってきて皮をむくことを教えるとそのとおりにすることができた。

でも複雑なことはなかなか難しかった、団栗を拾ってきて皮を剥き粉にしてドングリクッキーを作ってり、ジャガイモを料理したりすることは出来なかった。次郎は少しだけ高度なことが出来た・・・う~~ん、おしい!!


そうして、ジャガイモ畑を広げていく。

こうして何回かのジャガイモの収穫を経て、ジャガイモ畑広くなり次郎と他2匹では世話することがしんどくなってきたのでゴブリン達のレベルを上げホブゴブリンに進化させることにした。


そして・・・・「オデ、ホブゴブリン、コンゴトモヨロシク。」


俺はゴブリンに話しかける。

「お前は今から【三郎】な!」


「オデノ、ナマエ、サブロウ、、、」

サブロウは笑顔でこっちを見る。。。。。やっぱり、ちょっと不気味だ。もう一匹は残念ながら進化せずに死んでしまった。ファラスいわく『2匹のうち一匹も進化できれば御の字ですよぉ』らしいので、まあよしとしよう。

そして、俺は三郎を従魔にすることにした。そして、太郎からさらにゴブリンを回して貰い配下に置いた。


次郎の下に3匹、三郎の下に5匹で計10匹のゴブリンが俺の配下になった。


太郎の近況としては、俺に部下を取られるからなかなか配下が増えないでいる。ちょっと申し訳ない気がしないでもないが頑張ってもらいたいものだ。


労働力が3倍以上になったことでさらにジャガイモ畑を拡大することに成功し安定してゴブリンたちの食料をまかなえるようになってきた。そして、俺の拠点(ジャガイモ畑を含む)と泉の間に集落を築きだした。そこに、シリウスが家族を連れてきて一緒に暮らしだす。気がつけばシリウスも知らない間にまた進化しているしどんだけ進化しやすいんだよ。


さらに何回かのジャガイモの収穫を経て、ゴブリンをホブゴブリンに進化をさせ俺の従魔にする。


「お前、四郎でお前が五郎な!」

それぞれに配下をつけ20匹規模の集団になる。でも、メスのゴブリンがいない事にはこれ以上のゴブリン村の成長は厳しいので太郎にメスのゴブリンの調達も頼んだ。太郎は10匹のメスのゴブリンを連れててくれたが。。。。それをきっかけに群れに居づらくなりそのまま俺のところに転がり込んできた。


俺は太郎に労いの言葉を掛ける。

「太郎さんよ、よく俺につくしてくれたな、お前さんがこの群れのリーダーだ。この群れを率いて俺につかえててくれ。。。」


「ワカッタ、オデ、コレカラ、アルジノタメ、コイツラ、ヒキイテガンバル」

太郎が俺に向けて話したときに、太郎に変化が現れる。

太郎の筋肉がモリモリと盛り上がり、キシキシと骨が音を立てる。太郎の身体が一回り、いや、二回り大きくなり、顔つきがりりしくなる。


太郎は、ウォォォォォ!!!!!!と雄たけびを上げる。


其れを近くで見ていたゴブリン達が身を寄せて怯える。


そして、太郎は俺にその鋭いまなざしを向ける。


俺は後ずさり、手に何枚かの銭貨を握り締める。


そして、、、、


「私はゴブリンロード【太郎】、わが主よ、今後ともヨロシク!」


ああ。。。。皆さん簡単に進化しちゃうのね、俺も進化したいよ。。。。


『人間はそんなに簡単に進化したりしませんよぉ。』


えっ、人間って進化するの?


『マスターの世界にも仙人になったり、神格化したりした人間たくさんいたでしょ?』


居たけれどもそれって進化なんか?


『マスターの居た世界ではマボロシィ~~~!かもしれませんが、この世界では進化として顕現します。マスターも何かを成し遂げればイモータルに成れるかもしれませんよ。』


いやいや、俺はそんなのには成りたくないんですよ。ただ、日本に帰りたいだけなんですよ。不死や神格化なんかしたら絶対に日本にもどれないジャンよ!しょうもないフラグを立てないでくれよ。


『え~~~』


『え~~~』じゃない、やっぱりフラグ立てたのかよ。そして、俺が仮にイモータルになって日本に帰れるのか?


『帰れるわけないじゃないですか、マスターの仕事はこの世界を変えること、もしくは帰る切欠を作ることです。そんなたかが不死やデミゴットになったぐらいで世界が変わるなら私の本体がやってますよ。』


そんな神様でも無理なこと俺に出来る訳ないじゃんよ。なんで俺なの?どうして異世界からきた人間なの??


『それはウルド様がマスターの世界の【ラノベ】とかいう読み物を読んでコレだ!!って、おもったみたいです。それで安くない代償を払ってマスターをここに連れてきたみたいです。ベルダンディ様やスクルド様も【ラノベ】を読んで各々異世界からコレと思える人物を召喚されたみたいですねぇ。』


ラノベかよ・・・・・


ラノベ・・・・


ファラスさん、、、それって、なんってラノベ?


『さぁ~wwww』


その気のない返事に俺は天を仰ぐ。


空は晴れ渡って何処までも青い・・・・・ああ、俺は知らない空の下で今日も生きている。





心が折れそうなとき大変励みになりますので、もし、面白い、応援してあげようと思えればブクマ・評価よろしくお願いいたします。


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